第58話 最強タッグ! 宇宙怪獣をぶっとばせ
[2/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
…」
鉄也の言う通り、現在フェイト達は調査の為海鳴市に向っていたのだ。実は先ほど謎の集団に追われる青年が目撃されたと言うのでその調査に向わせたのだ。
その為、現状で手の空いているのは鉄也とグレートマジンガーしか居なかった。
『そう言う訳だ。これ以上は時間の無駄だから切るぞ』
「あ、待ちなさい! 鉄也君」
言い終わる前に通信は切られてしまった。その後は何度コールしても繋がらない。向こうが無線を切ってしまったのだ。それを知り、更に盛大に溜息を吐くリンディ。
「何て事なの? フェイトのお陰で少しはマシになったと思ったのに……」
「大変ですね、艦長」
落ち込んでるリンディに対し、エイミィの出来る事と言えば彼女に労いの言葉を送るのみであった。
***
工業地帯に訪れた鉄也の目の前に映ったのは紅蓮の炎に燃える工業地帯と其処で我が物顔で暴れる宇宙怪獣の姿であった。
「野郎、これ以上好きにさせるか!」
言葉と共にグレートの急降下から繰り出された蹴りがギルギルガンの頭部に命中した。溜まらずギルギルガンが下がる。その目の前にグレートマジンガーが降り立った。
「わざわざ遠い宇宙からご苦労だったな。冥土の土産にグレートの強さを知って逝け!」
続けざまにブレストバーンを放った。高温の熱線を浴びせられたのだろうか、溜まらずギルギルガンが更に下がる。
下がった所へ再度グレートがキックを叩き込んだ。半回転して転げてしまいジタバタともがくギルギルガン。
そんな姿を見て鉄也はあきれ返るだけであった。
「ふん、歯ごたえのない奴だぜ。もう少し気骨を見せてみろ!」
言うや否やその尻尾を掴んで豪快に振り回し地面に叩き付ける。ギルギルガンの口から苦痛の叫びが響いてきた。成す術もなくグレートマジンガーに嬲られてるだけである。はっきり言って拍子抜けであった。この程度の相手なら特訓中のゲッターチームでも対処出来る筈である。
勢いに乗って出撃した自分を今更ながら恥じた。
「これ以上貴様とのお遊びしててもつまらん。これで締めにするぞ!」
上空へと飛翔し天空に腕を突き出す。雷鳴が響き稲妻がグレートに向って降り注ぎ、それを角で受け取り手に集める。サンダーブレイクであった。
300万ボルトの稲妻が仰向けになり動けないギルギルガンに向けて放たれる。激しいスパークが起こりギルギルガンの全身が稲妻に包まれる。そのスパークの後、爆発が起こり、その中から微動だにしなくなったギルギルガンの姿が映った。
「ふん、この程度で地球を侵略しようなんざ楽観的にも程があるぜ」
大地に降り立ち亡骸と化したギルギルガンを見下ろす。すると其処へ三機のマシンが現れる。ゲットマ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ