第7話
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は揚羽様に及ばず、商才は英雄様に及ばずと言ったところですが、それを上回る人を見る目ですね」
「ほう?紋白をそのように見るか。まさか、ヒュームと同じ答えがくるとわな。分かった。悠斗よ下がってよい。努努(ゆめゆめ)試練の事を忘れるでないぞ。良いな!」
「は!かしこまりました!」
て言う、やり取りがあったんですよ。まあ、試練を乗り越えるのは師匠との修行してた頃を思い出すから、悪くはないんだけどね。 そんな事を考えていると、拳が俺の顔面目掛けて迫って来る。俺は、それを右手で受け流す。そこから俺が追撃を仕掛けようとしたところ、死角から七首(ひしゅ)が飛んでくる。それを開いている、左手で受け止める。
「へ!私たちとの、戦闘訓練中に考え事をするなんてね!舐めんじゃないさ!」
「・・む!やはり、当たらないのね」
「いやはや、流石ステイシーに李だね。危うく、一撃もらう所だったよ」
そう、俺が考え事をしていたタイミングはステイシーや李等と一緒に、侍従隊の戦闘訓練をしている時だったのだ。今は、2対1の対人訓練をしている最中なのだ。
「チッ!私たちの方が数の上では優位なんだけどね!悠斗の強さは圧倒的すぎるんだよ!」
「ステイシー。落ち着いてちょうだい。さっきのチャンスを生かせなかったのは痛いけど、まだ負けた分けではないから落ち着いて攻めましょう」
「悪いが、冷静になる時間はくれてやれんよ!」
左足で地面を踏み込み一気に間合いを詰め、ステイシーに右足で蹴りを放つ。僅かに反応が遅れたが、なんとか両腕でクロスガードして蹴りを受け止めるが、一撃の重みが違うためステイシーが吹っ飛ぶ。
「きゃあ!」
「ステイシー!」
吹っ飛んだステイシーに気をとられた、李に接近する。李はステイシーの事を考えるよりも、俺を迎撃するために暗器のヒョウを両手の指に挟んで投擲してくる。この暗器の姿形はクナイに似ている。10個のヒョウが俺に向かってくるが、それを全て叩き落とす。両者の間合いは互いに15歩と言った具合に開いた。
「チッ!簡単に間合いに入れてくれないな」
「・・・・当たり前。悠斗の間合いに入れば、CQCがあるから不利だもの」
互いにゆっくりと円を描く様に動く。ジリジリと間合いを詰めて行く。
周囲の音が消えて静寂が世界を包み込んでいる。 カサリと音がする。1羽の鳥が木の枝から飛び立った。
「はあ!」
「せい!」
互いに一気に間合いを詰め拳を放つ。互いの拳がぶつかり合う。互いの拳が離れる。李は回し蹴りを放ってくる。
「やあ!」
「当たらんよ!」
俺はそれを回避する。李は地面に着地する。そこに右の拳を放つ。李は、後方宙返り(バグ転)で回避して後ろに下がる。
(あ、今
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