第7話
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発した兵器を使い紛争や内戦に参加して各地の戦いを鎮圧して来るのだ。お主・・・いや、悠斗が有名になれば自ずと、愛用している武器に注目が集まる。さすれば、我が九鬼家の軍需部門が潤う事になり、より世界に知れわたる事になる。更に、悠斗よ貴様は有名になり揚羽の伴侶として何ら不足のない人物として見られ、晴れて結婚する事になろう」
「話は分かりました。要するに、紛争や内戦で活躍して九鬼家の実力を世界に知らしめれば良いのですね?」
「そうだ。悠斗。貴様なら、容易いだろう?」
机に両肘を立てて、口元で手を両会わせにしてニヤリと笑う九鬼帝様。その、鋭い眼光は俺がどれだけの男か計っているのだろう。
「分かりました。なら、いくつか作ってもらいたい武器や装備が有るのですが、よろしいですか?」
「構わん。兵器部門の担当者に話を通しておく。クラウディオを通じて要望を出すがよい」
「ありがとうございます。あと、ひとつ聞きたい事が有るのですが宜しいでしょうか?」
「なんだ?申してみよ」
「その試練は何時から開始されるのですか?あまり早いと、引き継ぎが出来ないので」
いや、流石に小十郎なら揚羽様の事なら一緒にいた時間が長いから、大丈夫だと思うけど形だけでも引き継ぎなんかはしたいしね。
「安心しろ。揚羽が卒業してからだ。あと、半年は揚羽の専属執事を続けてもらう。揚羽は高校卒業後、九鬼財閥の軍需鉄鋼部門を統括してもらうつもりだ。揚羽が担当する部門は世界を動かす老人共がいる場所だ。生半可な場所ではない。だが、揚羽にも頑張ってもらわねばならぬからな。若い頃の失敗は糧になる。それを揚羽には身を持って、知ってもらわねばならんからな。失敗から学ぶ事は沢山あるからな・・と、口が滑り過ぎたな。 他に聞きたい事はあるか?」
「いえ。ありません。半年も準備の時間をくれるのであれば、紛争や内戦に介入して終結させるなど容易な事ですから」
いくら、帝様であっても我が子を思う気持ちは強いのだろう。本当なら、そのまま俺を専属で残してやれば、揚羽様の仕事で役にたてるはずだ。交渉事なら、俺が殺気を放ってやれば相手が黙るだろうしな。(それは脅迫ともいうがな)それを分かっていて敢えて外すのだ。容易な決断ではなかっただろう。だが、俺は俺に与えら試練を乗り越えなければ、揚羽様の伴侶になれない。ならば、俺がやることはただ1つ。
(久しぶりの戦争か。暴れまくるか。まあ、人間はBETAに比べれば遥かに柔らかく弱いからな。有名になるためには、派手にやるしかないか)
ある程度の予定を頭の中で構築する。後は有名になる方法などを考える。そんな事を考えていると、帝様が口を開いた。
「時に悠斗よ。紋白をどう思う?」
「紋白様ですか?まだ、幼く小さな方ですが、武
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