第2章:おてんば姫とチャラ王の冒険
第16話:俺のお楽しみタイムを邪魔するな!
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(サントハイム城の裏手)
リュカSIDE
「す、凄い…本当に複数人を瞬間移動させた!」
俺はルーラを使いサントハイムへ戻ってきた。
あまりの出来事にアリーナが驚き呟く。
「しかし何じゃって城の裏手に移動したんじゃ? 回り込まねば城に入れんじゃろうに…」
「しょうがないだろ…僕はこの場所しかサントハイムは知らないんだから。砂漠から徒歩で移動するより、段違いに早いのだから文句を言うなよ」
「そうよ、凄く助かったんだから文句を言うべきではないわブライ! それよりも早くお父様に会わないと…」
焦っているアリーナが俺を擁護し、入城を急かしてきた。
「あ、僕はサランの町で待っているよ…堅苦しいのは嫌いだから、お城に入るのは避けたい。全てが終わったら、宿屋に来てよ…部屋を取って待ってるから」
そこまで言うとサランに向けて歩き出す。
後ろでは慌てて城の正面に回り込むアリーナ達の気配が…
(サラン)
俺はサランに着くやソッコで宿を取り、直ぐさま教会へと赴く。
教会内に入ると、神父がキョトンと此方を見て驚いている…
コイツ何時もキョトンとしてるな…こう言う顔なのか?
「よっ!」と言って片手で挨拶し、反応を待たずに二階へ上がると…
そこにはシスター・パメラがお祈りをしていた。
だが俺の存在に気付くや、抱き付きキスをしてくる。
そして勿論、そのまま宿屋へ直行!
更にベッドへも直行!
もっと言えば、夢の国まで直行だ!
4度目の休憩を終え、第5ラウンドへ突入しようとしてた時…
突如部屋のドアが勢い良く開き、アリーナ達が乱入してきた。
「きゃ、キャー!!」
俺の上で艶めかしく腰を振る準備をしていたシスター・パメラは、突然の乱入者に驚きシーツで体を隠そうと藻掻き、ベッドから落っこちた。
お陰で俺はマッパをさらけ出し、マッパGOGOGO!だ。
「何だよ突然…ノックぐらいはしろよな!」
「ご、ごめんなさい! い、急いでいたから…その…つい…ごめんなさい!」
アリーナは、俺の準備万全状態の暴れん坊将軍を見て、真っ赤な顔で謝り俯く。
「ア、アリーナ様いけません! こんな下品な物を見てはいけません!」
「下品とはなんだ!? 僕の自慢の相棒だぞ! コイツと共に、数々の伝説を生み出してるんだぞぅ!」
俺は隠すことなく見せつけ、コイツ等の反応を楽しんだ。ちょっとだが露出狂の気持ちが解ったかも…
「分かったから見せつけんな! 早ぅ服を着ろ!」
「じゃぁ一旦出て行け! 僕は兎も角、女性が居るんだぞ…気を利かせろ!」
「そ、そうじゃな…分かった、大丈夫になったら呼べ…部屋の外で待っておるからな」
奴等が出て行くのを確認すると、ベッドの影から
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