第二十八話〜ロストカラーズ・ギアス〜
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に完璧に合わせケーブルのみを切断したスザクに六課メンバーは驚いていた。
もっとも地下の貯水槽に行くまでに侵入者迎撃用の機銃の銃弾を生身で回避し、そのまま壁を駆け上がり機銃を蹴り壊した時の方が驚いていたが。
ナナリーを助け出したスザクはそのままルルーシュの元に駆け出す。ライはナナリーを拘束していたロープを外し怪我の有無を確認していく。
ナナリー「ライさん、私はもう大丈夫ですのでお兄様の元に行ってください。」
ライ「でも……」
ナナリー「お兄様をお願いします。」
拐われた恐怖で泣きついても不思議ではない状況で、兄であるルルーシュを心配するナナリーの気持ちを考えライはルルーシュの元に向かった。
六課メンバーの視点は変わりそこではスザクの過去が明かされていた。
ブリタニアの日本進行の際に徹底抗戦を唱えたスザクの父親、枢木ゲンブをスザクは殺していたのだ。マオはギアスを使い更にスザクの心を明かしていく。
マオ「人を救いたいって?救いたいのは自分の心だろ。
それに殉じて死にたいんだよね?だから自分を死に追い込む。」
スザク「うああああああああーーーーー!」
マオ「お前の善意はただの自己満足なんだよ!罰が欲しいだけの甘えん坊め。」
その後、ルルーシュのギアスにより喋れなくされたマオはその場のやってきたC.C.に殺された。
ライもその場にやって来たがどこかギクシャクしているルルーシュとスザクや何かに悲しむC.C.見るとその場を離れた。
それから数日の間、ライはナナリーのことを気にかけるようになった。ナナリーが死ぬかもしれないと思ったときに、失うことの怖さを感じたのだ。その為、ナナリーが失われずに生きていることを感じるためにライはあまりナナリーから離れなかった。
その間はナナリーと折り紙をおったり食事をしたりとライにとっても充実し、安心できる毎日であった。
それから少しして、スザクに転機が訪れる。
ユーフェミア・リ・ブリタニアの専属騎士の就任。
そのことが公になったのは黒の騎士団が日本解放戦線の生き残りである四聖剣と共同で、捉えられている四聖剣を率いるリーダーである藤堂鏡志郎を奪還した時であった。その際の戦闘でルルーシュはランスロットのパイロットがスザクであることを知ることになった。
今まで親友と殺し合いをしていたこと、更にそれが自分にとってかなりの障害になることにルルーシュはショックを受けていた。
それを見てなのはとフェイトは不謹慎であるが思ってしまう。「自分たちはこうなっていなくて良かった。」と。その考えはルルーシュとスザクに対する侮辱に近いものになってしまうのもわかっていたがそれでも考えてしまう。そんな自分たちに少し嫌悪感を抱く2人であった。
ルルーシュは
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