Episode10:シルバーの正体とコピペ
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読み取った起動式を読み込み、それを魔法演算領域に送る過程だ。普通、対象の座標、その魔法の持続時間と強度は変数として、起動式はCADに登録される。そしてその起動式が魔法式に変化させるとき、自分の『意識』で変数部分を定める。即ち、座標・強度・持続時間すべてCADと起動式が担う。だがさっきの達也の場合、起動式が担うはずの『振動数』をも変数とし、自分で定めている。自分の意識で変数である振動数を定めることで、同じ『振動の基礎単一系魔法』だが、微妙に周波数の異なる波を三つ、それも瞬間的に作り出せることができたのだ。
「……実技試験における魔法力の評価は、魔法を発動する速度、規模、対象物の情報を書き換える強度で決まる。なるほど、テストが本当の能力を示していないとはこういうことか……」
と、そこで服部先輩が呻き声を上げながら体を起こした。てか、あなたずっと意識あったでしょ。
「はんぞーくん、大丈夫ですか?」
「大丈夫です!」
覗き込むようにして身を乗り出してきた生徒会長に、服部先輩は慌てたように立ち上がった。
その反応に大変興味をそそられると共に、
「はんぞーくん、だと?」
「そう呼ぶのは会長だけです」
俺の疑問は市原先輩によってかいけした。
ーーto be continuedーー
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