暁 〜小説投稿サイト〜
混沌の魔術師と天空の巫女
第4章 天狼島編
レッドノートと戦い、再び!
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ーーし!!」

あと少しだと思っていた・・・だが次の瞬間だった・・・。



ゴゴゴゴ・・・!!!

「なっ!?天狼樹が・・・っ!!?」

何だ・・・力が、抜ける・・・!?

「はぁ!!」

パァン!!

「ぐああああっ!!!」

俺はレッドノートの魔法を受け、遠くまで飛ばされた。


「がっ!」

一方、ギルダーツはブルーノートの攻撃を受けてしまった。


ズドン!


「くっそ・・・どうなってやがる!!?」

ギルダーツのの方にもコージ同様に異変があったのだった。

「じじめ・・・アズマに妙な指令を出しておきやがったな。」

ブルーノートは倒れる天狼樹を見てそう言うのだった。






















「ギルダーツか・・・それにあの小僧、制限の枷(リスレクトシャコー)をしてたとはいえ、
 レッドノートを1度倒すとは・・・マカロフめ、なかなかのコマを持っておる。
 私以外に2人を足止めできる者がいようとはな。」

ハデスはブルーノートとレッドノートの戦いを見て、そう言う。

「さすがに時間がかかったようだが、天狼島の魔力を支配したか。
 これで妖精の尻尾(フェアリーテイル)に万が一もの勝機も消えた、ふふふ・・・。」

ハデスはそう言うのであった。
実はハデスはアズマに天狼樹の支配を命令したのだった。
天狼樹には妖精の尻尾(フェアリーテイル)の紋章を刻んだものにかごを与え、
この島で命を落とす事を防ぎ、魔力を増強させる特別な力があったのだ。
しかし、その天狼樹が倒れると、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の加護は無効化されると同時に
妖精の尻尾(フェアリーテイル)全魔導士の魔力を奪い続けてしまうのだ。
ハデスはこれを知り、アズマを先に天狼島へと行かせたのだった。




























「やばい・・・。」

力が抜けて・・・歩くのが大変だ・・・!

「しかしなんで天狼樹が・・・それと同時に俺達にも・・・っ!?」

まさか、天狼樹が倒れた所為でこうなったのか!?

「ともかく・・・このままじゃあまずい・・・今は隠れるか・・・。」

俺はゆっくり歩き、木などに隠れる事にした。

「どこだ、小僧!」

「っ!」

やばい!来やがった!!

「ここにぶつかった跡があるって事は、近くにいる筈だ・・・出て来い!!」

出て来いと言われて、『はい、ここですよ!』って言うか!!

「くそ、草があって、足跡があるかどうかわからねえ・・・!!」

草のある所で助かった・・・さ
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