コードギアスR1
0146話
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散っているテロリスト共を吸収しながらな」
「なっ!? ……いや、あの映像を見せられれば確かにイレブン共は爆発するだろう。だが、上からの命令も無しにそのような真似は」
「上からの命令なら、俺が後でコーネリアなりギルフォードなりから取ってやる。いいからいつでも出撃出来るように準備をしておけ」
俺のその言葉に不承不承ながらも頷き、通信機を使い方々へと連絡を始める。
取りあえずはこれで大丈夫だろう。このトウキョウ租界でも暴動が起きるかもしれないが、ブリタニア軍のKMFがいればそうそうおかしな事を考える奴はいない筈だ。そうなると、問題は租界よりもゲットーだな。シンジュクゲットーに関して言えばクロヴィスの虐殺命令で殆ど人が残っていないが、他のゲットーにはイレブンが数多くいる。それが暴発する可能性がある……と言うか、まず間違いなく暴発するだろう。
「隊長、それで我々は?」
「そうだな。緊急の用件は取りあえず済んだ。KMF部隊は何か騒ぎがあれば出撃可能だろう。そうなると、後はコーネリアやギルフォードが戻って来るまではやる事がないな」
正確に言えば、やる事はあるがそれを命じる指揮権を持っていないのだ。いくらこのエリア11の総督であるコーネリアの直属とは言え俺はあくまでも傭兵、外様の存在だ。そんな俺に幾ら何でも指揮権を委ねる事はないだろう。それはコーネリアが俺を信頼している、いないの話ではなく純粋に総督としての判断だ。もちろん俺としてもコーネリアのその行動に納得している。
「了解しました。では今のうちに私の機体を確保しておきたいのですが」
エキドナの機体、か。やはりガーリオンがベストだろう。エキドナ本来の機体であるヴァイサーガはその大きさからいって目立ちすぎる。ガーリオン自体もKMFの4倍近い大きさで目立つ事は目立つのだが、俺が乗っている機体という関係でそれなりに周知されてきている。
「俺が乗っていたガーリオンを使え。ここのブリタニア軍の格納庫にある筈だ」
「は? では隊長は?」
こちらへと尋ねてくるエキドナへと、決意を固めて口を開く。そう、これは贖罪なんてものではない。ただ俺が自分自身を納得させる為のものだ。
「俺の機体はグロウセイヴァーに決まっているだろう?」
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