歴代最強巫女 博麗 霊奈
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霊奈は覇狼と楽しく会話をしていると、覇狼の傍で口を開けてポカ〜ンとしている霊夢に気付いて、霊夢によって、膝を折って霊夢に視線を合わせた。霊夢はパチクリしていると霊奈は霊夢の頭を撫でてながら笑顔になった
「霊夢、本当に大きくなったわね。お母さん嬉しいわ、ごめんね。母親らしい事してあげられなくて」
霊夢を撫でた手は怪我で出来た傷で非常にゴツゴツしていて硬い物だった。でも霊夢は覇狼に頭を撫でられているかのような深い安心感を抱き、ああっ。この人は自分の母親なんだなっと感じた
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「へぇ〜この神社も此処から見る景色も変わらないわね〜」
霊奈は縁側に座りながら、お茶をすすり神社から見える景色を楽しんでいた。霊夢は覇狼と霊奈に挟まれるように座りお茶を啜っていた。覇狼は二人の様を見て笑っていた
「お母さん、お父さんから聞いたんだけど。素手で妖怪を倒したりしてたの?」
「ええそうよ、自慢じゃないけど拳で大岩だって砕けるし、蹴りじゃ地面割れるわよ?」
霊奈は力瘤を作りながら霊夢に自慢するように言った。自慢ではないと言うが明らかに自慢している。霊夢は力瘤を見て驚いていた。その大きさが男性が作る力瘤を遥かに凌駕していた
「そう言えば霊奈、貴方現役の頃に鬼と互角に格闘戦やってのけてましたよね。萃香ちゃんとも普通に殴り合ってましたよね」
「まあね〜、でも相変わらず相手をちゃん付けするのね。相手が強く否定した時以外は」
「私が幾つだと思っているのですか?」
霊夢は何気無く話している覇狼と霊奈に挟まれて幸せだと感じた。母と父が傍に居る、それが霊夢に嘗てない程の幸せを感じさせていた
「ねぇお母さん、お願いがあるんだけど良い?」
「ん?どんなお願いでも言ってみなさい!お母さん張り切っちゃうぞ〜!」
霊奈は何もしてやれなかった娘からお願いされると言うのが嬉しかったのか、嬉しそうに笑って奮起している。すると霊夢は笑顔でこう言った
「一緒に神社に住んで」
「よ〜し!・・・っえ?そんだけ?美味しいご飯が食べたいとか、遊びたいとかじゃなくて良いの?」
「うん、お母さんと一緒に暮らしたい」
そう言って霊夢は霊奈に抱きついた。霊奈は驚きながら霊夢を受け止めた
「霊夢・・・冷たくないのか・・・?私は霊なんだぞ・・・?」
「ううん・・・暖かいよお母さん・・・。お母さんの心が暖かいからね・・・お願い・・・」
霊奈は自分の胸に顔を埋めている霊夢を見ながら、笑顔を浮かべて霊夢を抱きしめた
「そんな事ならこっちからお願いしたいぐらいよ、私は貴方に母親らしい事してあげられなかったって悔んでた。
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