第6話
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上げられた小十郎は、地面に落下してくる途中で横腹に蹴りをくらい窓に向かってぶっ飛んで行く。窓の側に居たベニスが窓を開けるとそのまま、外に放り出された。そのまま、植木に突っ込んで刺さって止まった。
「全く!小十郎めが!仕切り直しとさせてもらいたいが、よろしいですか?」
「ふふふ。構わんよ。なかなか、面白かったしな」
「まあ、キチンとした方も見てみたいしね」
「ファイトだよ!揚羽ちゃん!」
久遠寺家の方々は、再度させる事に賛成らしい。 再び、忠誠の証をやることとなった。
「ゆ、悠斗!我に忠誠の証を示すのだ!」
「はい。かしこまりました」
俺は揚羽様の前に立つ。そして、忠誠の証であるキスをする場所を考える。
(さて、何処にするかな?)
1・唇(セーブ推奨、CG取得)
2・唇(セーブ推奨、CG取得、君主エンド)
3・唇(揚羽エンド、牡丹がポロリと散る、結婚式、子育て)
まて、明らかに選択がおかしいだろ!てか、選択が唇以外に無いのかよ!
(もっとしっかり考えるんだ俺!)
頭を振り、今の選択を選んだ場合の結果を考えてみる。
(1と2なら、多分ヤバイことになるな。いろんな意味で。3は多分触れちゃいけない気がする。具体的には、俺の貞操が危ない!てか、最悪結婚式まで行くかも知れん!)
そんな事を考えていると、揚羽様から声をかけられる。
「どうしたのだ?悠斗よ。早く我に忠誠を誓うのだ」
「は!分かっております」
揚羽様に催促される。久遠寺家の方々は皆、俺を見ている。改めて考えてみる。
1・髪
2・額
3・唇
俺はどうやら、頭部関係以外は思い浮かばない出来ないらしい。
「(ならば、此処にするか)では、決まりました。揚羽様。失礼します」
「うむ。悠斗は何処にしてくれるのか、楽しみだ!」
俺は一歩踏み出して揚羽様に近寄るのだった。
悠斗sideout
揚羽side
我は今、心臓が早鐘の如く動いている。今、我は悠斗に忠誠の証を示させている。
久遠寺家の方々に相談した結果、こうすれば良いと言われたのだ。流石は森羅殿だと感心させられた。我に無い発想だった。
(さあ、悠斗よ。早く我に忠誠を誓うのだ!そうすれば、我は、我は!)
そう。悠斗が忠誠のキスをしてくれれば、我に理由が出来るのだ!悠斗にキスをする理由が!
先程から我の正面に立って、考えている悠斗に催促をした結果、遂に悠斗が動き出した。
(さあ!何処にしてくれるのだ!?我の胸のドキドキが止まらぬ!今、我はきっと頬が紅くなっておるに違いない。は、恥ずかしい!だが、これも悠斗に
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