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IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
四人でお出かけ!後編
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 「「勝負!!」」

 「お、おーい二人とも・・・。いっちゃったよ」

 こちらはこちらで白熱していた、主に鈴と蘭が。
 清香は完全においてけぼりである。
 鼻息も荒く、のしのしと乙女らしからぬ足音をたてる二人は、真っ直ぐゲーセンの中へ突入し、格ゲー台へと向かっていった。
 ワンプレイ50円の台へ向かい合うようにして座り、財布から50円玉を積み上げて準備万端である。

 「う、うわぁ、すごい熱気・・・・・・」

 おもわず清香が引くほどの、闘志と呼ぶに相応しい熱気を放つ二人に、彼女だけでなくゲーセンのプレイヤー達も気圧されていた。

 『お、おいあれ!まさかゲーセン荒らしか!?』
 『最近はちっとも現れねぇと思ったら・・・ついてるぜ!』
 『お前ら来いって!すげえ勝負が見られるぞ!!』

 ドン引きする清香の視線の先で、ゲーマー達が鈴と蘭の台を囲むように並び立つ。あくまでプレイの邪魔にならないようにだ。
 二人はすでに慣れっこなのか、この程度の事では集中を途切れさせることはない。
 
 「っしゃあ!いっくわよぉおお!!」

 「望むところです!!」

 気合を十二分入れた二人が今、激突する!!


 「おおー、やっぱりこうなったか」

 「あ、拓夢君。やっぱりって?」

 熱狂渦巻く一角を、呆然と眺める清香の横に、いつの間にか拓夢が来ていた。
 説明をもとめる清香に、拓夢は苦笑いを浮かべながら口を開く。

 「鈴と蘭って一夏のこと好きだろ?」

 いきなり爆弾が飛び出したが、今までの反応を見て丸分かりな分、清香の動揺は無かった。
 
 「そのこともあるし、元々そりが合わないっつーかなんつーか、ちょくちょく衝突してたんだよ。んで、俺らが中三の春くらいに此処に来た時に、一夏が格ゲーを二人に勧めてな。そっから火がついたように毎回競い合ってるって訳よ。ちなみに、あの二人が修行だとか言い始めて、ここの格ゲープレイヤーに片っ端から勝負挑んで全員撃破しちまったもんで、ゲーセン荒らしなんて二つ名もあるんだよ」

 「あぁ、やっぱり原因は一夏君だったんだ・・・」

 拓夢の苦笑いが清香にも伝染した。
 当の噂の本人は、弾と共にホッケーで勝負を開始しているところだ。弾曰く、絶対に譲れない戦いがあるのだそうだ。
 また蘭絡みだろうと、拓夢はあたりをつけているのだが。

 「まぁ他の奴等は熱中してるみたいだし、俺らもなんかするか?」

 「うん!私ここ初めてだから、ちょっと楽しみなんだ」

 「お、そりゃ気合入れて案内しないとな」

 「ふふっ、期待しちゃっていいのかな?」

 「おう、任せてくれ」

 男同士、女同士。それぞれ譲れない戦いを繰り広げている最中、こ
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