第百十六話 三杯の茶その八
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信長に話す。
「お願いしたいことがありますが」
「何じゃ、それは」
「私がこの寺を去ってもです」
「住職が困らない様にして欲しいというのじゃな」
「住職には幼い頃から色々と教え導いて頂きました」
その恩があるからだというのだ。僧侶が今言うのはこのことだった。
「ですからそのことをです」
「わかった。ではこの寺に寄進をしてじゃ」
「はい」
「別の僧侶を送ろう」
「それではお願いします」
こうしてこの若い僧侶も織田家に加わることになった、僧侶はすぐに還俗して名前を戻した、石田三成に戻ったのだ。
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