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八条学園怪異譚
第二十一話 ランナーその九
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とだった。
「最悪な連中がいたのね」
「そうよ。で、まだその連中の残党みたいなのは日本にいるからね」
 そうした連中がいるのは神戸だけではなかった。
「全国区だからね」
「だから戸締りはきちんとよね」
「泥棒もすることが多い連中だからね」 
 それでだと言う花子さんだった。
「学校でも戸締りはきちんとしないとね」
「そういうことね。学校もお金とか貴重品あるからね」 
 忘れものの場合もある、そこの事情は様々だ。
 何はともあれ職員室の扉は閉じられた、そしてだった。
 二人は花子さんと口裂け女に対して最後の挨拶をした。
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