TURN60 義兄と義妹その二
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て」
もうガメリカが敗れているという前提に立っての言葉だった。
「そうしてね」
「わかったわ。それじゃあ今は」
「あたしがいるから」
他ならぬアメリカ妹がだというのだ。
「任せてね」
「そうさせてもらうわ、今は」
「少なくとも太平洋軍には兄貴とクーが行ったから」
希望はそこにあった。
「後はキャロルだけれど」
「連絡は来てないわ」
「まだ消息不明?」
「テキサスから何とか脱出しようとしているみたいだけれど」
「何とかUSJに逃げて欲しいわね」
太平洋軍が占拠しているそこにだというのだ。
「本当にね」
「そうね。心からそう願うわ」
「ダグラス司令が間に合えばいいけれど」
ハンナはキャロルについては彼頼みだった。その状況に歯がゆいものを感じていても今は仕方がなかった。
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