第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(7)
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バー以外で……キン肉ドライバーは脳天にダメージのある技だけど……でも、きっとダメ……キン肉ドライバーよりも威力と破壊力のある技じゃないと……でもそんな技……思いつかないよ……」
間合いを取るばかりで、攻撃をしてこないキン肉マンルージュに、真・悪魔将軍プペは高速タックルを仕掛ける。
「どうやら余を封じる技が見つからぬようだな。対して余は、ちゃあんと決まっているぞ。貴様を滅する技を!」
キン肉マンルージュは高速で間合いを詰めてくる真・悪魔将軍プペを、まるで跳び箱を飛ぶかのように、馬乗りになって飛びまたいだ。
「プペプペプペプペプペッ! 愚か者めが! むしろ隙だらけだわ!」
真・悪魔将軍プペは飛び越そうとしているキン肉マンルージュの足を掴み、そのまま上へと振り上げた。
“ぶぅぉん”
うなる様な風鳴りの音がする。
真・悪魔将軍プペは振り上げたキン肉マンルージュを、今度はキャンバス目掛けて振り下ろす。
“ぼぉぅぉん……ずどがぁッ!”
キン肉マンルージュはキャンバスに叩きつけられ、身体がバウンドする。そして真・悪魔将軍プペは、宙にいるキン肉マンルージュに掴みかかる。
「破滅の九所封じ、八の封じ、ダブルシェイクハンドブリッジ!」
真・悪魔将軍プペは、宙でキン肉マンルージュの両の手を掴み上げた。そして自らの腕をクロスさせる。すると真・悪魔将軍プペの動きに合わせるように、キン肉マンルージュは腕をクロスさせられる。
真・悪魔将軍プペはキン肉マンルージュの両足を踏みつけ、その場から動けなくする。そしてキン肉マンルージュにのしかかるように倒れこみ、キン肉マンルージュの背を強制的に反らせる。
キン肉マンルージュは真・悪魔将軍プペにブリッジをさせられ、両腕はクロスさせられたまま、両の手を掴まれている。
「あああっとお! これは地獄の九所封じとは違う“握手”だあ! 破滅の九所封じでは片手だけではなく、両手を握手しているう!」
アナウンサーの言葉を聞いて、真・悪魔将軍プペは笑い上げた。
「プペプペプペプペプペッ! 手は2つあるからなあ。両の手を封じるのは当然だろう?」
キン肉マンルージュはブリッジを崩さないことに、必死になっていた。そのせいで握手にまで気が回らなくなっている。
キン肉マンルージュは動けないまま、抵抗もしないまま、ただただ素直に握手をされ続ける。
「ふぅあああぁぁぁん……頭がぼぅっと……だめぇ、このままだとぉ……まっしろにぃ……まっしろになっちゃうぅ……頭の中、まっしろだよぉ……」
キン肉マンルージュの思考力が、どんどんと失われていく。頭の回転は急激に鈍くなり、何も考えられなくなっていく。
「はひゅぅぅうううん……なんだか身体に……力、
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