第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(7)
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だーかーらーさあー、このワザじゃムリだっつの! イミねー! ちょーダセー!」
キン肉マンルージュはキン肉ドライバーを掛けたまま、考え込んでいた。
『うーん……このまま回転して、キン肉トルナードドライバー! ……違うなあ……じゃあ、顎で金的をアタックして、キン肉ゴールデンクラッシャー! ……ダメだよねえ……どうしよう、いいのが思いつかないよお……』
「プペプペプペプペプペッ! キンニクドライバーもキンニクバスターも、つかいふるされたジダイオクれなワザなんだよ! もうとっくに、ヒッサツワザなんてよべるシロモノじゃねーんだよ!」
『キン肉ドライバーとキン肉バスター……確かにどちらも研究しつくされた必殺技だけど……あッ! でも、だからこそだよ! そうだ、その手があったよ!』
キン肉マンルージュはひとりで納得しながら、掴んでいた真・悪魔将軍プペの両足を離した。
そしてすぐさま両の手で真・悪魔将軍プペの股を開き、ふくらはぎを掴んで押し下げる。
「プペェ?! な、なんだこりゃあ!?」
真・悪魔将軍プペは困惑する。自分の身に起きていることが把握できない。
「あああっとお! これは一体なんだ?! キン肉マンルージュ選手、キン肉ルージュドライバーに引き続き、またも見たことのない技を披露するう!」
アナウンサーが興奮して叫び上げる。それを聞いた真・悪魔将軍プペは、初めて自分が未知の技を極められていることに気がついた。
「この技は……相手の下半身をキン肉バスターに……上半身をキン肉ドライバーに極めて……まるでキン肉バスターとキン肉ドライバーが合体したような技なのですぅ」
ミーノは未知の技を見つめながら、呟くように言った。
“ずどごぐしゃらががぐごごがががあああぁぁぁあああん!!”
未知なる技が極まった。
リングに激突した衝撃で、会場中が大地震のように揺らいだ。更に激突の衝撃波が突風となって、会場を吹き流れる。
「48の殺人技のひとつ、キン肉ド雷バスター!」
キン肉マンルージュは叫んだ。そして全身を覆っているマッスルアフェクションが、ごうっと吹き上がった。
「キン肉バスターとキン肉ドライバーのフュージョン、キン肉ド雷バスター! ……本当はキン肉デモリションって名前を思いついたんだけど、気がついたらキン肉ドライバスターって言っちゃってたよ」
キン肉マンルージュはテヘペロしながら、真・悪魔将軍プペから離れた。真・悪魔将軍プペはリングに突き刺さり、微動だにしない。
“ぴぎゅわらららぁ”
真・悪魔将軍プペの全身がピンク色に輝きだし、マッスルアフェクションに包まれた。
それを見たミーノは、嬉しそうに話しだした。
「真・悪魔将軍プペの全身
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