第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(7)
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の、ジャッキジャキに、きりきざんでやんよ!」
真・悪魔将軍プペは両手から剣を出現させた。そして全身をダイヤモンドに変化させる。
「あれは! 真・悪魔将軍プペは地獄のメリーゴーラウンドを放つつもりなのですぅ!」
叫び上げるミーノに、真・悪魔将軍プペは嫌味たっぷりな笑いを返す。
「プペプペプペプペプペッ! バーカ! これはジゴクのメリーゴーラウンドなんかじゃねーよ!」
そう言うと真・悪魔将軍プペの指が、ダイヤモンドの剣に変化する。そして剣はデヴィルディスペアに覆われて、ギラギラと真っ黒い光を放っている。
10本の指すべてを剣に変化させた真・悪魔将軍プペは、ゲラゲラと笑い上げながら、指を揺らしてガシャンカシャンと剣を鳴らす。
「プペプペプペプペプペッ! ハメツのメリーゴーラウンド!」
真・悪魔将軍プペは高速回転しながら、キン肉マンルージュに向かって突進する。
「48の殺人技のひとつ、マッスルトルナード!」
キン肉マンルージュは身体を高速回転させながら、真・悪魔将軍プペに突っ込んでいく。
“どぉごぉおおぉぉぉん”
両者がぶつかり合う肉音が、周囲に響き渡る。
「プ……プペェ……」
そして真・悪魔将軍プペから苦しい呻き声が漏れ出る。
キン肉マンルージュの頭が真・悪魔将軍プペの胸にあるノワールプペの顔に、深々と突き刺さっている。
「真・アクペちゃん。破滅のメリーゴーラウンドって、実は身体の中心……つまり頭と胸とお腹がノーガードなんだよね。だから真・アクペちゃんの真ん中を狙って、突進したんだよ。そしたら大当たり! お顔にヒットだよ!」
真・悪魔将軍プペはキン肉マンルージュの声が聞こえているのかいないのか、ふらふら、よたよたしながら、リング上をさ迷い歩く。
「プペェ……な、なんてことしやがんだよぉ……いたい……いたい、いたいよぉ……マッスルアフェクションたっぷりのイシアタマでなぐりやがって……ひでぇよ……こいつ、アクマだよ!」
キン肉マンルージュはよたよたと歩いている真・悪魔将軍プペの正面に立ち、真・悪魔将軍プペの股に頭を突っ込む。
そして身体を起こしながら真・悪魔将軍プペを持ち上げ、そのまま真上にジャンプする。
「プペェ! な、なにするんだよぉ! なにしやがんだ!」
「うーん……やっぱり脳天を破壊する技って、これしか思いつかないんだよね……」
キン肉マンルージュはジャンプの頂点に達すると、抱えていた真・悪魔将軍プペを下方に向けて両足を掴んだ。そして真・悪魔将軍プペの両腕を踏みつけにし、キン肉マンルージュと真・悪魔将軍プペはリングに向かって落下する。
「プペプペプペプペプペッ! なにかとおもえば、キンニクドライバーかよ!
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