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好き勝手に生きる!
第十九話「ふはははは! 見ろ、人がゴミのようだ!」
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を倒せ! そいつはこの戦場を一変させるだけの力を持っている!」


「承知ッ! ブーステッドギア、まさかここまでとは! 我々の脅威となる前に潰させてもらう!」


 イザベラさんが再び猛攻をしかけてくる。だけどな、さっきの俺とは違うんだよ!


 繰り出される攻撃をすべて紙一重で躱し、懐に潜り込みボディーブローを放つ。


「どらぁ!」


 ガードされたが、そんなの無視! 俺の一撃はガードを崩し、イザベラさんを吹き飛ばした。


 ここだ!


「食らえ! ドレェェェス、ブレイクッ!」


 イザベラさんの服が消し飛ぶ。おお、大きいおっぱいだ 引き締まった健康そうなお体ですね、ありがとうございます! 脳内保存、脳内保存っと。


「な、なんだこれは!?」


 慌てて身体を隠すイザベラさん。それを待っていた。間髪入れず、右手に作り出した小さな魔力弾を放つ。先程のドラゴン波よりは小規模だけど、ブーステッドギアで強化されてるんだ。これでも十分のはず。


「くっ、こんな、ところで……」


 狙い違わず、魔力弾はイザベラさんに命中した。爆音が鳴り響き、衝撃が周囲に広がる。


『ライザー・フェニックス様の〈戦車〉、一名リタイア』


 グレイフィアさんの放送。


『Reset』


 ブーステッドギアの効果も切れたか。木場の方を見てみると、あちらも丁度決着がついたところだった。


『ライザー・フェニックス様の〈騎士〉、一名リタイア』


 光とともに消えていく『騎士』に一礼する木場。ホント、格好いい奴だなお前は!


 まあ何はともあれ、


「いよっしゃぁぁぁぁぁ!」


 敵の『戦車』を倒すことが出来た。戦える、戦えますよ部長!


 ところで、木場が持ってる剣っていつもの西洋剣じゃないな。なんか魔剣って言葉がしっくりくるようなオーラを放っているんですけど。


 まあ、あとで聞けばいいか。そう思い木場に向かって手を上げた時だった。


『リアス・グレモリー様の『女王』、一名リタイア』


「ッ!?」


「なっ!」


 俺と木場が同時に言葉を失った。耳を疑った。あの朱乃さんが、嘘だろう!?


 ドォオオオオオン!


 地を轟かせる聞き覚えのある爆音。それが木場が立っていた場所からした。恐る恐る目を向けてみると、倒れ伏す木場の姿が……。


 地面を鮮血で朱に染め倒れ伏す木場。駆け寄ろうとするが、木場の体が光に包まれ、この場から消えていく。


『リアス・グレモリー様の『騎士』、一名リタイア』


 再びのグレイフィアさんの放送。そして、空から女性の声が。

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