第2章:おてんば姫とチャラ王の冒険
第14話:起きたら考えるって言ったのに、先走ったお前等が悪い
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自らが姫様を殺したら、流石の王家も気付き、僕はお尋ね者になっちゃうんだ。誘拐犯達は、掴まっても『姫様に危害を加えるつもりは毛頭なかった! 黄金の腕輪が欲しかっただけなんだ!』と力説すれば、誘拐の罪のみで殺人罪は免れる。だって殺人を犯したのは僕だからね(笑)」
「そうか! あの場でのやり取りで、メイの命を最大限に重要な物にしたのね! 凄い…犯人達は、自分のみを守る為にメイの事を殺せなくなったんだ…」
私だけじゃない…周囲の者皆がリュカの説明に感心し唸っている。
「交渉術だよ…相手にとって重要な物に仕立ててしまえば、それを放棄する事はなくなる。自分たちの思い描いた結末じゃなくても、最もベターな選択をするしかなくなる…そう仕向ける事が必要なんだ。正義感だけを振り翳したって、相手の思う壺に陥っちゃうんだよ」
流石のクリフトもグゥの音も出ない様子。
リュカって凄いなぁ…
アリーナSIDE END
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