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俺屍からネギま
初仕合!
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「おい、みんな少し下がってようぜ。」


「「「う、うんー。」」」
子供達は一斉に下がり遠くから陣と鶴子の戦いを見守る。



二人は木刀を持って、一定の間合いのまま動き始め様子を伺っていた。


風の音しか聞こえない中……二人はお互いの目を離せずにいた。

以前戦った時よりも強くなったと……陣は鶴子との戦い終えてからと言うもの妖や鬼の討伐を訴えでる事が減り更に鍛錬を重ねていた。

鶴子もまた陣に負けて以来真剣に修行に取り組むなど父・冬凰の目論み通りと言った所である。


陣は自身の才能や実力について理解しておらず、勝ったにも関わらず鶴子の実力を知った事で鬼や妖を討伐する為にはもっと強くならなければと考えていた。


しかし、実際の実力は既に討伐に出陣出来るだけの充分なもの持っているのだが、周囲はそれを教えてはいなかった。

教えれば如何な幼少であるとは言え、陣の討伐への参加を拒否する事は困難であるのだ。

正確に言えば陣が時折り見せる他を圧倒する気迫とそのカリスマ性を魅せられて説得されれば、如何に鬼神と称される哲心と言えど否とは言いにくいのだ。



一族の者や孤児院の仲間達と同様に哲心もまた息子に魅了されていたのだった。





静寂の中…子供達が固唾を飲んで見守っていたその時、二人は剣を交えた。



以前戦った時は、お互い緊張していたが今回は余裕を持って臨んでいた。その事や鍛練の成果か、余分な力が抜けていて身体が軽く感じており、技の切れが増していた。


そして…その成長を二人が感じていた。




「やるやないか!なら…コッチからならどうや!」
鶴子はタッと飛び上がり陣の上空から攻撃をしようとしたその時……


「隙が出来た……ならば、飛天御剣流 龍昇閃!!」
陣は飛んでいる状態ならば動く範囲が制限されると考え、以前、哲心から教わった神速の剣術・飛天御剣流の中で上段攻撃に対する必殺の下段攻撃…龍昇閃を鶴子の真下から加えた。


「クッ、なんの!」

ガッンと鶴子は体制を崩しながらも陣の龍昇閃に合わせた。


「やるな……おわっと!」

「今なら!はぁーー斬空閃!!」
陣は着地の際に姿勢を崩してしまい、その隙を鶴子に突かれてしまった。


曲線状に気の刃が陣を襲う

「何のこれしき!!…スワッ! 」
それを何とか避ける陣する鶴子の放った気は…バーーンと陣がいた場所が弾けた


「おいおい……ホドホドだろ?」
陣はタラーンと冷や汗を掻きながら鶴子を見やるが鶴子は「あははは……。」と明後日の方角を見ていた。


(コイツ、力加減間違えやがったな!)
陣は鶴子を睨みつけると鶴子は
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