暁 〜小説投稿サイト〜
俺屍からネギま
初仕合!
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
」」

陣のあっけらかんとした答えに周りにいた者達は、鶴子の陣への好意をある程度察していた為に‘若!空気読んであげて!!’と言った心の中で叫んでいた。


「チッ…(…だとわ、思っとったわ!)」
鶴子自体は予感があった為に、精神的にそれ程ダメージは無いが悔しそうな表情で舌打ちをした。


「それに……お前ともっと話しがしてみたいと思ってたんだ。」


「なっ!………油断させてからとは、流石御陵!」
陣の一言に、勝手に何か勘違いしてこれが御陵の兵法か!?っと驚いている。


「何言うてるんだ?…ともかく此れから先、お前とは一緒に関西呪術協会を背負っていくんだしな。それにウチの連中以外に同い年の友達が欲しかったから会えて嬉しいよ。」

「お、おぅ…ま、まぁ青山と御陵は長い付き合いやから、ウチもよろしくしてやるわ……。//」
おかしな鶴子はおいといて話しを進める陣の言葉に、鶴子はまた顔を赤らめてしまい陣の顔を見れないでいた。


「ところで詠春さんってどんな人なん?この間行った時は会えなかったし、親父や木乃実さんから話にしか聞いて無くてな…強いん?」


「詠春はん?…義兄さんの事か……この間は前々からの予定が有ってな、どうしても行かな仕方なかったんや。剣の腕前は、とうさまが才能が有るいってたから青山宗家に養子に成れるだけの才能はあるようやな。とうさま、そのへんは厳しいから婚約の後ろ盾の為だけに養子にはせぇへんからな。」


「そうか、一度手合わせしてみたいな。それに早く実戦がしてみたいな…おれがどんだけの強さなのかも知りたいし。」


ハッキリ言って二人とも本当に五歳か?と言う位の会話をしているが、本当に五歳であるので悪しからず。
二人とも天才と呼ばれるだけに、精神年齢はやや高い様である。


(何言うてんねん…コイツ、自分の強さも分からんのか?

とうにいっぱしの剣士じゃ、勝てへん位強いハズ何やが……

青山のレベルが低いのか…御陵が強いのか……どっちにしても実戦出れる力は有るんやから無理せんでええやろに……。)


鶴子がヤレヤレと言った風に思考の真っ只中にいる中で、陣はおもむろに立ち上がり子供達の一人に持たせていた木刀を手に取り鶴子を見やる。


「じゃぁそろそろ打ち合おうぜ……おまえも木刀持ってんのはそう言うつもりだったんだろ?」

「せやな…けど、今回はウチが勝たせて貰うでぇー。」

「ハッ…今回も俺が勝つ!しかし今回は止める人は居ないし、コイツらも居るからな…ほどほどでな。」

「あぁ〜、ホドホドでな〜。」
お互いに勝利宣言するが、陣は本気を出すなよと言って自制しようと持ちかけるが、鶴子はほどほどにする気が一切無い様に返しお互い殺気を出し合う。

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ