第二章 A's編
第五十六話 『第三魔法による救い』
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具やその他の魔術もデバイスを通して使えば非殺傷の設定ができるからこれで士郎もめでたく魔導師になる事ができるわ。
あ、精神年齢と身体年齢に関してはただのオマケだから気にしないでいいわよ」
それを聞いて私はなんてチートなんや…と思ったのは許してほしい。
「でも、これで第三魔法『天の杯』以外の創造物質化の能力は失われてしまったわ。
本当に一回きりだけだったから…でも後悔はしないわ。
それじゃ、なのはにフェイト…?」
「え、なにシホちゃん…?」
「なに、シホ…?」
「リインフォースの精神が抜けて抜け殻となった体を空に返しましょう…」
「あ…」
そうやった。
もともとまた防衛プログラムが復活しないようにリインフォースを闇の書と一緒に消す予定だったけど奇跡でリインフォース自体は生き残った。
だけど今はもう意思のない抜け殻なんや。
それでなのはちゃんとフェイトちゃんはまた魔法陣を形成して準備を始める。
その間、リインフォースは抜け殻となった元自分の体を抱きしめて、
「…すみません。本来なら私の役目だというのにその役目を放棄してあなただけ逝かせる事になってしまい…。
だから、あなたの分も私は生きます。だから安らかに眠ってください、我が写し身よ…」
そして儀式が終了しリインフォースの体は消え失せてそこに小さい剣十字の紋章の欠片だけが残されていた。
「主はやて…私はもう人の身になってしまいあなたの力になるには難しい体になりました。
ですからリインフォースという名前はこの欠片から生まれてくる魔導の器に付けてあげてください」
「それはダメや。リインフォースはリインフォースなんやから」
「でしたら私をT…つまりアインス。次に生まれてくる魔導の器をU…ツヴァイと名づけたらどうでしょうか?」
「それはええ考えやね」
そう考えるとこれからが楽しみや。
そんな事を考えてる時やった。
なのはちゃんが嬉しそうにシホちゃんに抱きついた途端、シホちゃんのドレスがボロボロと崩れていく光景を目にして思わず、
「士郎! ザフィーラ! 目を瞑っとき!!」
大声出して男性二人の目を塞いだのはまぁいい判断だったやろ。
◆◇―――――――――◇◆
Side シホ・E・シュバインオーグ
…危なかった。
セットアップしてバリアジャケットを纏って裸になるのだけは防ぐことができた。
「ど、どうしてドレスが崩れちゃったの…?」
「これは人間が触れると黄金に分解しちゃう代物なのよ。もともと投影品だったし儀式が終わるまで持ったほうよ」
「そうなんだ…」
それで融合を解除していたセイバーが私の服を用意してくれて私は木の陰に入り速攻で着替えた。
「ありがとセイバー…
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