第二章 A's編
第五十六話 『第三魔法による救い』
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グナム達も…」
「はやての下には士郎が残るけどその分皆が消えた悲しみは癒せないわね…」
もう裏技を使う時が来たわね。
でも最低でも今の私じゃ二人が限界だ。
だから全員救うことができない。
どうすれば…。
だけどそんな私の思惑とは裏腹にそこにやってきたシグナム達がやってきてある報告を言い出す。
「いや、私達は残る」
「シグナム…!」
「防御プログラムとともに我々守護騎士プログラムも本体から開放したそうだ」
ザフィーラがそう言う。
「それでリインフォースからなのはちゃん達にお願いがあるって…」
その内容を聞いた時の私の心情は計り知れないものだった。
これはもう私の計画を執行する時ね。
それで士郎を呼び皆に聞かれないようにしてから。
「士郎、ちょっといい…?」
「なんだ、シホ…」
「私のある準備を手伝って欲しいのよ。リインフォースを救うために…」
「なんだと…? できるのか?」
「ええ。私は、聖なる錬金術師の継承者だから…」
「聖なる錬金術師…?」
「今はまだ…後で皆に話す時に一緒に教える。それと、イリヤ…?」
《ふあぁ〜…なに、シホ…?》
普段は休眠状態のイリヤを起こして、
「あの“服装”の記憶を私に教えて。投影で作り出すから」
《分かったわ、シホ。なんならセイバーにも手伝ってもらったら?》
「そうね。出てきて、セイバー」
『はい、シホ』
そしてセイバーが姿を現す。
「セイバー…」
「わかっていますシホ。リインフォースを救うのですよね」
「ええ。だから協力して…」
「了解しました。私に出来ることならなんなりと…」
魔術と魔法のハイブリットでシルビアさんの記憶と力を受け継いだ私。
千年を超えるアインツベルンの知識を持つイリヤ。
そしてセイバーに士郎。
魔術に精通している私達が揃えばなんだってできるだろう。
私のリインフォース救済の計画は立ち上がった。
◆◇―――――――――◇◆
Side 高町なのは
雪の降りしきる中、私とフェイトちゃんはリインフォースさんに指定された場所までやってきた。
シホちゃんは少し込み入った用事があるというので一緒に来れませんでした。
「シホはなにか考えがあるのかな? リインフォースを救う方法とか…」
「わからないよフェイトちゃん…。もしかしたら何か考えがあるのかもしれないけど…」
私達にまだ話していない事があるみたいだから今度も全部話して欲しいの。
でも、今はリインフォースさんを送るしか私達に出来ることはない…。
とても悔しいけど、リインフォースさんの願いを叶えてあげなきゃ。
「ああ、来てくれたか。………やはり赤き騎士はいないのだな」
リインフォースさんはシホち
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