第二章 A's編
第五十六話 『第三魔法による救い』
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Side リインフォース
主はやてが倒れられた後、私達はアースラへと収容された。
主が眠っている部屋で守護騎士達に私の今の現状を説明している。
「やはり、破損が致命的なところにまで至っている。
防御プログラムは停止したが、歪められた基礎構造はそのままだ。
私は、夜天の魔導書本体は遠からず新たな防御プログラムを精製しまた暴走を始めるだろう…」
「やはり、か…」
将…シグナムがそう呟く。
やはり予想されていたのだろう。
済まないと思っている。
「修復は、できないの?」
風の癒し手…シャマルがそう聞いてくるがそれはもう分かりきっている事だ。
だから素直に無理だと告げた。
「管制プログラムである私の中から夜天の書本来の姿は消されてしまっている」
「元の姿が分からなければ戻しようもないということか」
「そういう事だ」
蒼き狼…ザフィーラは無念そうに顔を俯かせる。
紅の鉄騎…ヴィータも悲しい顔をする。
「…主はやては大丈夫なのか?」
「何も問題はない。私からの侵食も完全に止まっているしリンカーコアも正常作動している。不自由な足も時を置けば自然に治癒するだろう」
騎士達は安心の表情をして心残りのない顔をしだす。
「士郎…残されるのはお前だけだが主を守ってやってくれないか?」
「…了解した」
アーチャー…いや、士郎は苦い顔をしながらももう助ける術が思いつかないのだろう、そう言葉を返す。
だがお前たちは残ることができるのだぞ?
だから言わせてもらう。
「…いいや、違う。お前たちは残る。逝くのは、私だけだ」
それで全員は驚きの顔をする。
その後、クロノ執務官にこの事を報告する。
◆◇―――――――――◇◆
Side シホ・E・シュバインオーグ
昨日の戦いから翌日、アースラで待機していた私達のところにクロノがやってきてある事を告げる。
「夜天の書を破壊する」
そう言った。
それによってなのはは「どうして…?」と聞く。
聞くところによるとこれは管制プログラム…リインフォースの進言だという。
どうしてそんな事になったのかクロノとユーノとフィアが詳しく説明しだす。
「防御プログラムは無事破壊できたんだけど夜天の魔導書本体はすぐにプログラムを再生しちゃうんだって…」
ユーノがそう言う。
するとまた暴走の危険性が出てくるわけね。
「今度もはやてちゃんが侵食される可能性が高いんです。夜天の書が存在する限り、どうしても危険は消えないそうです」
フィアがそう付け足す。
「…だから闇の書は防御プログラムが消えている今のうちに自らを破壊するよう申し出た」
「そんな…」
「でも、それじゃシ
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