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妖刀使いの滅殺者
第4話
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らずいるのだ

「ただのストーカーじゃねぇか…」

キリトのつぶやきに俺は昨日のお返しにと援護射撃をする

「ちげぇぞキリト。粘着質で気持ち悪い。おまけに、お世辞にもかっこいいとは言えねぇストーカーだ」

「レイ君…やっぱ根にもってるんだ」

クラディールは怒りに満ちた顔つきで最後の反撃にでた

「ちがう!私はアスナ様の身を守るために…」

残念だが、俺には無意味な言葉だ

「ストーカーはみーんな自分を正当化して罪を否定するんだよ。てことでお前はストーカー認定だ。おめでとサン」 

「き、貴様ァ」

完全に怒らせてしまったようだ
クラディールは何やら右手を動かしデュエルを申し込んできた

「見ててくださいアスナ様!私より優れた護衛がいないことを私が証明してみせます!」

「残念だけど、俺かレイの方があんたよりもましに務まるよ」

俺の後ろでは、アスナが力強くうなずき、キリトはクラディールにとどめをさしてくれる

「貴様等ァ!ベーター!次は貴様だからな!」

「あ。それはありえんぜ」

デュエルを受託しながら、口だけを奴に向ける

「だってお前、俺に負けるから」

「…!!!」

オーバーヒート寸前、いや、すでにオーバーヒートしてしまってるな…

「殺す!」

「やってみな」

空中にカウントダウンの表示が現れる。3、2、1
デュエル!
火花が散るとともにクラディールは大剣の突撃系上位スキル≪アバランシュ≫を繰り出した。だが、構えの段階で俺はいち早く気付いていて、黒印を抜き放ちながらその攻撃を受け止めた

「な!?」

俺の黒印が当たると同時に、クラディールの≪アバランシュ≫がその威力を静かにけした。本来、ソードスキルにソードスキルをあてると、どちらか威力の高い方がスキルを続行出来るが、ソードスキルに通常攻撃をあてた時は、当然ソードスキルの方が威力が高く、武器ごと吹っ飛ばされるものだが、俺の場合は違う

「この程度かよ…」

受け止めていたクラディールの大剣をそのまま弾き飛ばす。無様にも、スキル発動後の硬直時間が課せられている奴の体に黒印を叩き込む

「はッ…!」

一気に真横へ切り払い、胴体を切り裂く、それだけでも、大ダメージを与えられる。そして、立て続けに切りつける。奴は何度か攻撃をしてくるが、その全てが空振りに終わる。その後、何回か切りつけると俺は、黒印を鞘に納め、体力がグリーンからイエロー、つまりデュエル終了になるまでの僅かな時間の内に両手で奴の武器をつかみ、筋力度一杯の力で握りつぶす

「は…?」

パリ――ンと甲高い音と共に、大剣は粉々に砕け散った。武器を素手で破壊出来るものなど、この世界に俺だけだろう
周りにはいつの間に
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