GGO編ーファントム・バレット編ー
47.弾避けゲーム
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丸にのみ集中しろ!!)
俺の意識を最初に飛んでくる弾丸一点に集中。すると、弾丸の動きがスローモーションになる。
(これなら避けられる!!)
重心を右に傾けて、一発目の弾丸を回避。続けて意識を二発目の弾丸へと移す。二発目は、一発目同様に左側に飛んできたため回避。
だが、三、四、五発目は、俺の動きを読んでいたかのようにこちらに向かい飛んできている。
もう一度、三発目に意識を集中させる。このまま上体を起こせば多分、六発目に狙われ、そこからの回避は不可能になる。
(それなら.......)
右手を地面につけ、手と足に力を入れ、床を思いっきり蹴っ飛ばし、体勢を低くしたままガンマン目掛けて一直線に駆ける。
が、リボルバーからノーリロードで六発のレーザーが放たれる。
「ふざけんな!?」
こんなの回避できるわけがない。
それなら........
両手の指をピンと伸ばし両腕を広げ、レーザーの中心をとらえ下に叩き落す。
祝うような音のファンファーレが鳴り、ガンマンがまた何やら言葉を放ち、ガラガラという音が響き、ガンマンの背後のレンガじゃら金貨が流れ出てくる。
そして、看板の数字が減少していき、30万になるとその数字は止まり、金貨の滝も途絶えた。
いつのまにか集まっていたギャラリーたちが、どよめく中、スタート地点にいるキリトの元まで戻る。
「あとは任せたぞ、相棒」
「おう。任せろ」
互いの拳を合わせ、少し小走りで驚きで水色の髪の目を丸くしている少女の元へと駆け寄る。
「.......あなた、どういう反射神経してるの......?」
「俺の反射神経はそんなないですよ。それよりもあいつの方がすごいですよ」
そういいキリトの挑戦しているのに目を向ける。
(あいつの反応速度なら.......)
キリトは俺の期待通りこのゲームで俺を超える結果をやってのけた。最後の俺がかわせなかったレーザーをかわしガンマンに触れ、キリトはこのゲームを完全クリアした。
小走りで俺たちの元へと駆け寄ってくるキリトに俺の時のように少女は目を丸くする。
「.......あなた達、ホントにどんな反射神経してるのよ......?」
「え、えーと.......なぁ.....」
俺たちは顔を見合わせた後に答えを迷った。正直、俺は答えたくないんだけどな........
するとキリトが口を開く。
「だって、この弾避けゲームは、弾道予測線を予測する、ってゲームですよね?」
「よ.......予測線を予測ぅ!?」
女の子の、可愛らしい叫びが店内に響く。
数分後、俺たちは武器ショップの一角で、俺とキリトはショーケース内のライフルをあれこれ眺めるが首を捻
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