トンキー
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離れろと言う。しかし、ゲツガは従わずに男の顔面を殴り飛ばした。男は吹っ飛んで数十メートル離れたメイジ隊の目の前まで転がる。その光景をみたメイジ隊はスペルを唱えるのを止めてしまう。
「邪神に壊滅しかけたんだろ?じゃあ、今度は俺らが完全に壊滅させてやろうじゃねえか」
そう言ってゲツガはスペルを唱えながらウンディーネのパーティーに突っ込む。それを見たパーティーのタンクはメイジ隊を守るように盾で壁を作った。そのプレイヤー達が壁を作ると同時に後ろから黒い影が飛び出して盾をもつプレイヤーに攻撃した。
「壊滅させるんだろ?手伝うぜ、ゲツガ」
そう言って盾を押し返す。ゲツガはスペルを唱え終えたので地面に手を触れて大きな岩の柱を出す。そしてバルダと戦闘したときと同じように柱の根元を殴り折ると持ち上げてメイジ隊に投げこむ。しかし、その柱は魔法に集中攻撃されて消えてしまう。
「お前等、人が親切にしておけば調子に乗りあがって……殺せ!まずはこいつらを殺す!」
男がそう言うとそれぞれが隊列を整えてゲツガたちに襲い掛かる。まずは攻撃特化型と思われるやつらは、メイジ隊のスペルを唱えている間にゲツガたちを攻撃してくる。その前に、ゲツガはメイジ隊の攻撃を防ごうと矢をつがえ、放つ。しかし、それはタンクであるに阻まれて矢はメイジ隊まで届くことがなかった。
「チッ、硬いな。やっぱ邪神を狩るパーティーだな。装備がよすぎる」
そう呟くと同時にメイジ隊のスペルが唱え終わりキリトたちに強力な魔法を放ってくる。ゲツガは素早くキリトを掴んでからいったん距離を取ろうとするがキリトはまるで何かに付かれてるように重かった。キリトを見ると何か魔法でモチのようなものが付いていた。
「すまん、ゲツガ!拘束系の魔法を食らって動けない!!」
「何してるんだ!」
ゲツガは素早く拘束を解く魔法をかけるが解けない。相当高度な魔法らしくゲツガの初期魔法では解けるものではないらしい。
「クソッ!お前だけでも逃げろ!!」
キリトはそう言ってゲツガの腕を振り解く。ゲツガはキリトにすまないといってその場を一気に跳んで離れた。すると少し範囲に入っていたが直撃は避けることができたがキリトは魔法を直撃してしまう。
「うわああああああああ!!」
「キリト!!リーファ!キリトに回復魔法を!!」
素早く、リーファに指示したゲツガは再びウンディーネに突っ込むと思いきや近くの岩にスペルを唱えながら近づいて、スペルを唱えると同時に手を着いて壁に引っ付くような体勢になる。すると壁からたくさんの柱が岩から生えてくる。その柱が出てくる勢いを使ってウンディーネのパーティーに突っ込んだ。奇抜な魔法の使い方に驚いている。しかし、さす
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