第23話 温泉街で休日?
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ぴどく怒られる純吾達なのであった。
露天風呂から上がった後、こちらも既に上がっていた女性陣と合流、旅館の中を探索である。その間に、お互いの露天風呂の様子を語っていたのだが、
「あっははは! 温泉卵、こんないい温泉で温泉卵作って怒られるなんて、あんた本っ当にバカじゃないの!
あー、久しぶりに笑わせてもらったわ」
純吾達の露天風呂での珍行動を聞いてアリサが大爆笑をし
「いいなぁ〜、私も食べたかったの」
「うんうん、すっごいおいしそうだねぇ〜」
ユーノがとくとくと話す温泉卵の事に、目を輝かせてなのはとすずかが聞き入り
「ちょっと駄猫! 何が『えっちぃ声出してたら、ジュンゴにゃんが絶対反応してくるにゃん♪』よ!
聞いてすらなかったじゃない、私のあの努力を返しなさいよ!」
「う、うるさいにゃ! 大体何が努力にゃ! リリーはただエロ親父みたいに皆のおっぱい揉みまくってただけじゃにゃいか!? 美由希がお嫁に行けないって泣いてたにゃ!」
仲魔2人の余りにも開けっぴろげな口論を、彼女たちに挟まれ顔を真っ赤にした純吾が聞いていた。
そんな風に談笑をしていると急に視界が広がる。
目に飛び込んでくるのは石を使って表現された川や、その中に浮かぶ島の様に配置された大きな苔むした石が作りだす日本庭園。
旅館の中から、庭が見える廊下にでたのだった。
一行がしばしそれを眺めていると、突然前方から聞きなれない女性の声が聞こえてきた
「はぁ〜い、おちびちゃん達」
声の方へ振り向くと、鋭い犬歯が見える口を皮肉気につり上げ、ややきつい印象を受ける鋭い目で純吾達を見やる女性が一人。
腰まで伸ばした赤みの強いオレンジの髪を大雑把にまとめ、浴衣をかなり大胆に着崩し、どこか野性味を感じる女性だった。
全く知らない女性からあまり好意的な様子ではない挨拶を受け、なのは達は彼女に対して身構え、警戒をあらわにする。
しかしそんな様子ですら楽しげに見つつ、女性はなのは達に近づいてきた。
「ふ〜ん、あんたらが……」
そう言ってなのはに顔を近づけ、次に純吾に顔を近づける。
展開についていけず、ぽけっと見返す純吾を見て女性はニヤリと笑い
「あんまり賢そうな顔をしてるってわけじゃ「「あ゛(に゛ゃ)ぁん?」」あ、あれ今猫がしゃべら「あ゛ぁん?」……い、いやぁ! 猫が喋るなんてなかったしとっても賢そうだし可愛い坊やだねぇ!」
途端、後ろに控えていたリリーとシャムスの威嚇に屈して前言を撤回した。
さっきまでの緊迫した空気がその一瞬で壊れてしまい、この場をどう収拾したらいいのか、微妙な空気が辺りに流れる。
全員の視線の寒さに耐えかねたか、女性が大きな咳で注
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