第54話 敵か味方か?謎のライダーマン
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目の前に居る白戦闘員達を見た。彼等は皆結城丈二の指揮する科学グループのメンバーでもあった。
皆結城丈二を心の底から信頼しており、今回の死刑を聞きつけ襲撃したのだ。
「早く結城さんを安全な場所を連れて行こう!」
「そうだな、もうすぐ仕掛けておいた時限爆弾も起爆する筈だ!」
メンバー達は動けない結城を抱えて処刑場を後にしようとした。
だが、その際に先ほどの戦闘員の悲鳴を聞きつけて別の戦闘員がやってきた。
「あぁ、脱走者だ! 直ちに殺s……」
言い終わる前に戦闘員の居た箇所が爆発する。どうやら仕掛けていた時限爆弾が起爆したのだろう。
そのせいで基地内は大パニックとなってしまった。その隙に彼等はまんまと逃げおおせたのであった。
***
デストロン基地から脱走した結城丈二と数名の科学者達はとある場所に潜伏していた。
読者の皆様には逢えてその隠れ場所の名は言わないでおこう。
でないと此処にデストロンの追っ手が来てしまうからだ。
「此処まで逃げればもう大丈夫ですよ。結城さん」
「こ、此処は……どこだ?」
「此処はかつてショッカーが使用していた非常用施設なんです。今じゃ誰も知りませんよ」
「そうか……だが、何時まで此処に隠れていられるか」
デストロンの執念深さは一番良く知っている。
奴等の事だ。きっと血眼になって探し回っているに違いない。
そして、もし見つかればその時は……
「お前達、俺の右腕はもう治らない。俺が開発していたアタッチメントは持ってきただろう?」
「一応持ってきては居ますが……まだ実験段階の代物です。それに、今の結城さんに手術に耐えられるかどうか?」
結城丈二の体はかなり疲弊しきっていた。果たして改造手術に耐えられるかどうか疑問でもあった。
第一この施設はかなりの間使われていない為装置も古い。その為助手である彼等に果たして上手く出来るだろうか?
「構うな! やってくれ。俺はヨロイ元帥に復讐するまで死なん……構わずにやってくれ!」
「わ、分かりました。おい、今の内にあそこに連絡を入れておけ!」
「あそこ? それは一体何処だ?」
「デストロンから逃げた俺達にとって頼れるのはあそこしかない――」
***
「ん?」
その日、オペレーティングを行っていたエイミィの元に一通の奇妙な電波が届いた。
しかもその差出人がなんと、あのデストロンだったのだ。
「一体何だろう? とにかくリンディ艦長に報告しないと……」
急ぎこの電波はアースラ隊の皆に報告される事となった。
「デストロンから? それに間違いはないのか!」
「は、はい! あの……凄く怖い
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