第二章 A's編
第五十五話 『決着』
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ルドライブ!!」
《Fullmoonform.》
槍が突如として鎖付き鉄球へと姿を変貌させ、
「月の煌きよ! 粉砕せよ!!」
《Mondglitzern.》
「でやぁーーーーー!! ぶち壊れなさい!!」
振り回された鉄球は巨大化しその勢いをつけて振り下ろされヴィータの攻撃の再現のように第四層を砕いた。
――――I have no regrets.This is the only path
「決めてやろう! 行くぞ、デュランダル!」
《OK, Boss.》
「悠久なる凍土に、凍てつく柩の内にて永遠の眠りを与えよ!」
それによって海面が凍りついていき防衛プログラムを凍りつかせる。
「凍てつけ!!」
《Eternal Coffin.》
それによって第四層は完全に凍結され砕け破壊される。
後はシホが固有結界とエクスカリバーで消滅させるのみ。
「シホ、出番だ!!」
――――My whole life was "unlimited blade works"
シホの詠唱が終了し、空に炎の線が走る。それは私達も巻き込むように広がっていき一度世界を破壊し再度世界を構築する。
そして炎が晴れて目を開けてみればそこはすでに異世界。
先程までの夜の景色ではなく黄金の太陽が照らし剣の丘の無限の剣達が地面に刺さっている世界。
この世界には人は一切存在しない無の世界。唯一、武器達だけが存在する悲しい世界。
しかし、地面には草や花が所々に生えていて川も流れている…アーチャーのように炎が炙っていた荒廃したものでは決してないものだ。
これが今のシホの心象風景の顕れだということだろう。
シホも少しずつだが幸せを掴んできているということか。
「!!!!????」
そして未知の世界に連れてこられた防衛プログラムは意味不明の叫び声をあげる。
それに巻き込まれた全員もあまりの出来事にポカーンとしている。
「これが固有結界………新たな世界を創りだす魔術の奥義の一…」
「すごい…様々な剣達が刺さっている!」
「時間があるのならば見学をしたいものだ」
「でも少し寂しい世界…」
それぞれ驚きの言葉を発しており特にシグナムは某有線式サトリのような発言をしだす始末だ。
「ご覧の通り、貴様が挑むのは無限の剣………剣戟の極地」
シホが右手を上げれば剣達が一斉に地面から引き抜かれて空中に浮かび上がる。
その手を防衛プログラムへと向ければ剣達は標的を防衛プログラムに絞る。
「さぁ………闇の書の防衛プログラム、恐れずして、かかってきなさい!!」
シホの号令ですべての
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