第2話
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ふざけんな!!」
キリトがかなりの大きさの声をあげた。これには俺も少々驚かざるを得なかった
「レイはなぁ、苦しんでんだ!自分のせいで仲間も…」
「キリト、それ以上はいい。っとクラディールだったか?今俺の機嫌は最高にいいんだ、だから、さ。さっさと失せてくんない?」
キリトの怒声と俺の「さわやかな」笑みにクラディールも怖気づいたようで、さっきまでの威勢がすっかり消えていた。これを好機とみたアスナが追い打ちをかける
「クラディール。今日の護衛はこれで終了。即刻この場を離れなさい」
「んな…ッ!?ちっ…」
静かに言い放たれたその言葉はクラディールをここから追い払った。俺は奴が去ったのを確認すると二人に礼を言った
「別に、アイツが気に入らなかっただけだよ」
「それに、悪いことしちゃったしね…」
アスナが申し訳なさそうに頭を下げた
「いいっていいって。全く気にしてねぇから」
「でも…」
俺はなお頭を下げようとするアスナを真っすぐ見据えてこういった
「後ろばっか振り返ったって前には進めねぇンだ」
「レイ君…」
ずいぶんと重い空気になってしまった
「兎に角、邪魔者は消えたんだ、アスナんとこでディナーしてこいよ二人っきりでナ」
二人の顔は確かに赤く染まっていた。その光景だけで俺の心は満たされていった気がした
その後俺はフィールドに出て6体ほどだが経験値の高い≪プラデル・クオーツ≫を狩ってアイツの待つホームへ帰った
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