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妖刀使いの滅殺者
第2話
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っきメールで呼びつけたアスナだ
5分前――
『キリトがおいしい食材を入手したが料理人がいなくてこまってるZE!ちなみに、これからエギルんとこ行ってきまーす』

このメールを送って、ウィンドウを閉めるわずか2秒の間にアスナはメールを返してきた

『すぐいくわ!』

漢字変換もせずにそっけないメールが返ってきた。がその文面だけでアスナのキリトに対する異存っぷりがよくにじみ出ていた

閑話休題−終

「よっエギル」

「おぉ!レイにキリトじゃねぇか、久しぶりだな!」

一瞬壁がしゃべったのか?と目を疑いそうなほどごつくていかついスキンヘッドが店から顔をだした

「今日はどうした?」

「いや、こいつをゲットしたけど料理人がいなくて…」

エギルは俺をみた

「?レイんとこにいるじゃねぇか、料理人」

キリトはため息をつきながら俺の代わりに答えた

「今日、レイの誕生日なんだと…」

エギルはなるほど!と両手をポンっとついた

「なら二人っきりにしてやらねばな」

明気に何かにやにやしながらエギルがこずいてくる

「俺のことはいいからこいつに料理人、紹介してやってくれないか?」

と、そこへまるで見計らったかのように、赤と白の防具に身を包み栗色の髪をなびかせた、kob副団長(正式名称は血盟騎士団)のアスナがあらわれた

「キリトくん」

キリトは振り返り、アスナの手をつかんだ

「え?え?」

「…シェフ確保」

「キリト、食い意地張りすぎだ。せめて名前で呼んでやれよ…」

アスナが頭に???を浮かばせている

「アスナ、料理スキルっていまどのくらいだ?」

キリトが手をつかんだまま、アスナに尋ねる

「聞いて驚きなさい。先週コンプしたわよ」

キリトの目が丸くなった。ちなみに後ろでは壁が目を丸くした

「てことはアイツにようやく追いついた訳か」

俺はニヤッとしながら言った

「そうよ!…あっ!師匠にお礼言うの忘れてた、レイ君これ渡しておいてくれない?」

アスナがアイテムを渡してきた。それは中身が見えないようになっていて、掌サイズだがずっしりとした重みだった

「?これは?」

「この前頼まれてたアイテム。中身は聞かないでね♪」

そこまで言うなら開けまい
俺はそのアイテムをアイテムストレンジに入れた

「で、その料理スキルの腕を見込んで頼みがある」

「?なぁに?」

キリトは素早くアイテムウィンドウを開いた

「え!?≪ラグーラビットの肉≫!!?」

流石のアスナもS級食材を目にしたのは初めてのようだ

「でも、料理ならレイの…」

以下同文

「なるほどね…わかったわ。料理、引き受
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