第7話 この〜木何の気?
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「姉さん、貸して」
テッドに言われしぶしぶユーノを渡すソラ
「ごめんね、姉さん小さいもの見ると片っ端から口に放り込む悪癖があるから」
「う、うん」
テッドはなのはにユーノを手渡す
なのはは変わり果てた街を見てつぶやく
「いろんな人に…迷惑かけちゃったね」
なのはは膝を抱えてしゃがみこむ
ユーノはなのはを元気付けようとして言う
「なのは、おねがい。悲しい顔しないで、元はといえば僕が原因で…なのははそれを手伝ってくれてるだけなんだから」
なのははうつむいて返事をしない
それを見て痺れを切らしたイクスが大声で言う
「ああー! もう! なに勝手に自分のせいにしてるの!? なにもアンタだけの責任じゃないんだから!」
「そうだよ! 主さまの言う通りだよ!」
ソラもそれに乗って言う
「でも……」
「口答え禁止! そんなことをした罰にうにゅーの刑だー!」
イクスは問答無用でなのはの頬を引っ張る
「いくひゅひゃん、いひゃい(直訳:イクスちゃん、いたい)」
「だいたい、ロストロギア相手に今まで被害が無かったのは奇跡に近いんだよ? 管理局でもこんなこと中々出来ないんだよ? もっと自信持ちなさい!」
「いっイクス、その辺に…」
ユーノが止めようとするが
「やーい、へんなかおー」
ソラに阻まれた
「主様、そのへんで」
テッドに言われイクスはなのはの頬から手を離す
「なのはさん、主様の言う通りです。ロストロギア関連で今まで死人が出なかったのは貴女のがんばりのおかげです。自信を持ってください」
「テッドさん…」
「テッドで構いません」
「うん、ありがとう。テッドくん」
「は「あー! テッドだけズルイー! 私も私もー!」い」
ソラが駄々をこねる
「ソラちゃんもありがとう」
「えへへ」
なのはとソラ、テッドが友情を築いている間にイクスが口を開く
「なのは、結界を解除するよ」
「うん」
イクスが言うと結界が解除される
突然消えた木に道行く人の驚きの声が聞こえた
「じゃ、また明日」
そう言ってイクスとソラ、テッドはビルの屋上から違うビルの屋上へと跳んで行った
再びなのはの驚きの声が聞こえたがイクスは気にしなかった
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その日の晩
多くの人が寝静まった中、1つの人影が屋上から屋上へと跳んでいた
「全く、いっつも壊れたものを直すのは私の仕事なんだよね」
人影の正体はイクスだった
イクスはケルをセットアップし、事件の中心だった場所に来る
そして、その場で片膝をつ
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