コードギアスR1
0144話
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装置を搭載している機体の出力の余剰出力で……」
「いや、詳しい事を説明しても俺には理解出来ないから言わなくてもいい。レモンやヴィンデルじゃあるまいし、実戦部隊の隊長に専門的な知識を求められても困るぞ。それで結論としては?」
「私がこちらに転移する時に持ってきた新型のリンク装置のユニットをトリニティゲインのものと交換すれば正常に作動する筈です」
そう言って持っていたバックを持ち上げる。なるほど、リンク装置の交換ユニットとかはそのバックの中に入っているのか。
「なるほど。なら郊外にでも行って早速交換……」
そこまで言ってふと気が付く。リンク装置が搭載されているトリニティゲインは俺の空間倉庫の中へと仕舞い込まれている。空間倉庫。つまりは俺がいるこの空間とは違う空間だ。それなのに、何故エキドナは無事に俺と同じ世界へと辿り着けた?
「……エキドナ、俺の能力をホワイトスターにいる皆に教えた時にお前もいたな?」
「は? えぇ。レモン様の隣で聞いていましたが。空間倉庫とスライムですよね」
「ああ。で、俺はここ暫く……と言うか、この世界に来てから殆どの間トリニティゲインを空間倉庫に入れっぱなしにしている。それなのに何故ホワイトスター側ではリンク装置を使ってこの世界に接続出来たんだ?」
俺の言葉に心底不思議そうな顔をして首を傾げるエキドナ。
「私がレモン様から聞いた所によれば、あちら側のリンク装置は正常に動作していたらしいですが? 出力関係の問題も、リュケイオスはホワイトスターの装置で解決していますし」
……何?
「それはつまり、トリニティゲインを空間倉庫へと入れた状態でもリュケイオスの方からは俺のいる世界に接続が可能という事か?」
「隊長の仰る事が正しいのであればそういう事になると思います」
空間倉庫の中にあるトリニティゲインのリンク装置で俺の居場所は特定可能、か。いや、特定出来ないよりはいいんだが……相変わらず無茶苦茶な性能だな。
「……まぁ、いい。ホワイトスターに戻ってレモンに相談すればなにか分かるかもしれないだろう。なら早速トリニティゲインのリンク装置を交換するとするか。場所は……少なくても租界じゃ無理だな。電車で郊外に移動して森の中かどこかでだな」
「了解しました。では早速行きましょう」
いつの間にか紅茶を飲み干していたエキドナが、同じく飲み干していた俺から缶を受け取り公園の隅にあるゴミ箱へと放り投げる。100mは離れていたというのに全く関係なくゴミ箱の中へと入った。
トウキョウ租界から電車で3時間程離れた山中。そこに俺とエキドナの姿はあった。
「よし、出すぞ」
脳裏に空間倉庫のリストを表示し、トリニティゲインを選択。次の瞬間には俺の隣に高さ
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