四十九 追跡者
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められて、ナルの口が何度もぱくぱくと開閉する。だがシカマルの背中から揺るがぬ決意を感じて、彼女はきゅっと口を噤んだ。頷く。
「頼んだぞ、シカマル! 絶対生きて追い付いて来いってばよ!!」
彼女の声に応じて、シカマルは緩く片手を上げる。そこで彼らは別れた。
追手を撒き、追跡する為に。
我愛羅の身体を気遣いつつ、逃げるテマリとカンクロウ。
しつこい追手に嫌気が差し、カンクロウの足が動きを止める。いい加減辟易していた。
「テマリ!我愛羅を連れて先に行け!!」
「カンクロウ!?」
「行けッ!!」
我愛羅をテマリに押し付けるようにして引き渡す。今来た道を辿るように駆けてゆく弟の背中をテマリは目で追った。気遣わしげな視線を投げ、我愛羅を背負う。
姉と弟を先に行かせて、カンクロウは立ち止まった。追手を待ち構える。
てっきりあの『うちはサスケ』だと思い込んでいたが、目の前に現れたのは―――。
「お前ら…確か、」
犬塚キバと日向ヒナタ――木ノ葉の下忍・八班の二人であった。
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