第一章
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る、だが。
田淵はいつもシュートと言う、記者達はここから記事になるだけの長さと内容の文章を書カなくては駄目なのだ。
だから今立ったまま必死に記事を書きながら言うのだった。
「毎回毎回な」
「阪神番は苦労するぜ」
「不調になったと書こうと思ったら打ってな」
「で、絶対にシュートって言うからな」
「しかも言うこと短いしな」
「そこから書かないといけないからな」
阪神番の記者達は苦労していた。阪神の記者になればどうしても付きまとうことだった、だが苦労しているのは彼等だけではなかった。
田淵は阪神からトレードで西武に出てそのチームで引退した。引退してから暫く経ってから親しい、阪神時代から付き合いのある記者達にこんなことを言ったのである。
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