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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第48話 邂逅
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ッセー。顔も半笑いだし……なんて言うか醜い争いよね。
「おうおう、よろしく兵藤くん。金髪の美少女を独り占め気取りか? 流石エロエロの鬼畜くんは違うな兵藤くん!」
2人共思いっきり握手する手に力を込めて、ぐぬぬと睨み合う。でもずっと剣道を続け、さらにここ最近は必死に特訓をしているイッセーの方が握力に軍配が上がるのか、だんだん匙くんが焦りだす。そんな匙くんは次のカードを切ってきた。
「俺はデビュー早々使い魔を持つことを許されたんだ! 新人としちゃ異例の速さなんだぜ?」
「はっ! それがどうした! 俺なんかとっくの昔に使い魔ゲットしてるぜ!? お前なんかよりずっと早い!」
「はぁっ!? な、そんな訳ないだろ! お前なんかが俺より早く!? 嘘言ってんじゃねえ!」
「嘘なんかつくか!」
「だったら証拠にお前の使い魔見せてみろよ!」
「ああいいぜ見せてやるよ!」
そう言うイッセーはそのまま近くにいたレイナーレの腰を掴んで抱き寄せた。
「えっ!? ちょ、ちょっとイッセー!? な、何すんのよ……」
口では嫌がりつつも顔を赤くして、口元はにやけてるレイナーレ。見事なツンデレっぷりね。それにしてもイッセー、随分と大胆な……いや、あれはヒートアップしすぎて自分が何やってるか気付いてないわね。
「ほら! ちゃんと使い魔いるだろうが!」
「はぁっ!? おま、人間を使い魔にしたのか!? どんだけ鬼畜だよ!? っていうかさすがにそれは嘘だろ!?」
「……お前さっき俺達に悪魔だって気付かないだのなんだの言ってたくせに、こいつのこと気付いてないのか?」
「……え? なんの事だよ?」
「悪い、レイナーレ。見せてやってくれるか?」
「しょ、しょうがないわね。今回だけよ」
顔を赤くしたレイナーレはそっぽを向きつつも背中からバサァッと黒い堕天使の翼を広げた。その瞬間
「うひぃぃぃぃいいいいいい!? だ、堕天使ぃぃぃぃぃいいいいい!?」
匙くんが驚いてすっ転び、尻餅をついたまま後ずさった。
「うるさいわね、殺すわよ?」
「ひぃぃっ!? か。会長! 校内に墮天使が!」
「落ち着きなさい、サジ。彼女は上が認めた、れっきとした兵藤くんの使い魔です。彼女がここにいることに何ら問題はありません」
「なっ!? んなバカな!?」
「ほれみろ! 嘘なんてついてなかっただろうが!」
「あの……イッセー、そろそろ……」
そこで流石に恥ずかしくなってきたのか、レイナーレがイッセーの腕の中でもがき出した。
「え? ……あ! 悪い! 俺つい……!」
そこでようやく自分が何してたのか気付いてレイナーレの腰に回していた手を放す。2人共顔真っ赤ね。
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