第一章
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ゃ」
「おいは好かれるんじゃな」
「その人柄と器に皆痺れるんじゃ」
それで誰もが西郷についてくるというのだ。
「多分帝もそうたい」
「帝もでごわすか」
「西郷どんに心惹かれん奴はおらんと。だから」
「おいは大将でごわすか」
「将たい、じゃあこの都で思う存分動くたい」
「そうでごわすな。じゃあ一蔵どんは」
西郷は優しい、まさにその器を感じさせる笑みで大久保を見て言った。
「おいに知恵を授けてくれもっそ」
「そこは任せると。この国と西郷どんの為なら何でもしもっそ」
大久保は鋭利な知恵を感じさせる笑みで西郷に応えた。二人は常に磐石の絆で人をまとめ知恵を出して動いた、その二人を向こうに回した徳川慶喜は臍を噛む顔でこう幕臣達に漏らした。
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