第4話『ユーノとの再会』
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なかった…。
「くそ…!」
クロウは悪態をつきながらもブラスタを解除し、地上に降りる。そこにはユーノを抱いたなのはがいた。
「大丈夫か?怪我…ないか?」
「う…うん、大丈……あれ…?」
問題ないと答えようとした彼女だが、緊張の糸が切れたのかゆっくりとクロウに向かい倒れ込む…。
「おっと…大丈夫だ。家まで送ってやるよ。」
「あり…がとう………」
そして、クロウの声に安心したのかなのははゆったりと目を閉じた…。
『クロウさん…』
「ユーノ、お前も来い。軽い治癒魔法なら俺も使えるからな。」
クロウはなのはをおぶり、ユーノはそれについていく…。帰る場所に行くために……
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翌日…
なんとかユーノを『非常食』と誤魔化し、高町家に連れ込んだクロウ…。
そして、最近色々なことがあったので疲労が溜まっていたのかいつもより少し遅めに起きたクロウ。と言ってもいつもが通常の人より遥かに早いので高町家の住人は誰も起きていない。
「……」
頭をボリボリとかきながら昨日のことを思いかえすクロウ…。そして、現状が現実であると再認識する。
(色々と気になるが…借金どうなるんだろ?)
今、ゴーレムの残骸はブラスタの収納機能(愛称:四次元ポ○ット)により回収されブラスタが解析をしている。謎の離脱した機体は映像はとってあるがこれだけではどうしようもない。となれば借金と……
(なのはのことだよな…)
いずれ、彼女にも説明しないといけないだろう。そんなふうに思っていた時だった……
「…?魔力?」
クロウはここから少し離れているが魔力を感知した。1つはユーノ…もう1つは不明。感覚からして争っているようには思えない。
「…行ってみるか。」
どうせなら確かめてみよう。そう考えたクロウはコートを羽織ると高町家のドアを開けた…。
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同時刻…
どこかの竹藪…
「ロケット!バァァンチ!!」
ズドォン!!
黒い巨体が自らの腕を文字通り、ロケットが如く放っていた。
ボコッ!!
『クエ!?』
その腕は遥か上空の鷲に当たると主の巨体の下に何事もなかったかのように戻る。
「まだまだだな…。でも、きっとこの力を使いこなしてみせる!『神にも悪魔にもなれるこの力』を!!待っててね、おじいちゃん!!」
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