第1話『それは出逢い…なの?』
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!!?」
また、クロウはとんでもない悲鳴をあげた…
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アクシオン財団所属、
スコートラボ…
「一応、アンタの妹を助けた件については貸しにしとくからね兎。」
『ぐぬぬ…。』
金髪のボブに狐のお面をつけた和服姿の女性がモニターごしにある女性と話をしていた。狐のお面の女性の名はトライア。そのモニターに映る女性はクロウが助けた少女、箒の姉『篠ノ之束』であり心なしか箒とどことなく似ている。まあ、箒は機械的な兎耳を束のようにつけていないが…
『じゃあ、束さんがお礼として…』
「ISで儲けた金をこっちに回すのは無しだ。貸しの返し方は私が決めさせてもらう。」
『うう…ブラスタの設計のデータ分でチャラ…』
「馬鹿言うんじゃないよ!あの『打鉄』とか言うポンコツのデータがなんだってんだい!」
『と、言いながらブラスタの展開技術…束さんのISをベースにしてるよね?』
「はっ!展開技術だけだろ?たかがそれくらいで釣り合いがとれると思ったら大間違いだよ。」
何やら色々と交渉しているようだがことごとく束の提案をはねのけるトライア。束もトライアに貸しを作りたくない(作ると恐ろしいことになりかねないため)ため焦っている。
「じゃ、切るよ。今度、嫌がらせの無人機送りこんできたり、ハックしてきたらあんたの研究所を灰にしてやるからね。」
『あ、待っ…』
ブツン
トライアは半ば強引に話を切り上げると通信を切断し、モニター画面が消える。そして、ふぅー…と溜め息をつく。そして、電卓を取り出すと計算を始める。
「さて、うちの大事な稼ぎ手とブラスタは何処行ったんだが…。それに、船の修理やら人的被害の総額を足すと…」
チャリーン☆
「おめでとさん、クロウ!お前の借金は100万Gに逆戻りだ!」
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