prologue3・転移
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れに気がつきバインドを振り払おうとするもEAGLEとバンカーは腕を押さえられてるためうまく動かない。
(こうなったら…)
「マギリングブースター停止。VX、準起動から起動へ…ブースターに接続。フィジカルモードに切り替え…」
そこで彼はブラスタの設定を変えていき、同時に胸部の緑の宝石のようなパーツが太陽のように輝く。
『Giiiiii…!!』
「あう!」
「フェイト!」
時を同じく少女もブルダモンに果敢に飛びかかるもなぎ払われ船の積み荷に叩きつけられる。
(よし、今だ!)
「ぶち抜け!VXブレイザー!」
そのタイミングにブラスタはバインドを振り払い胸部から強大な熱線、VXブレイザーを放ちブルダモンを攻撃する。
『!!!!』
流石にジュエル・シードを取り込んだブルダモンも爆発し消えていくように見えたが…
キィィィィィィィン…
ブルダモンが炎に消えていくのと反応するように辺り一帯の空間が歪み始める…。
「これは…時空振動!?」
「え?じゃあ、俺たちどこかにとばされちゃうの!?」
その現象に慌てだすユーノとシモン。一方、少女は立ち上がりなんと崩れゆくブルダモンの身体の中で凄まじいエネルギーを放つジュエル・シードに手を伸ばす。
「なっ!無茶だよ、フェイト!」
「せめて、一個だけでも…母さんのために…」
使い魔が必死に制止をかけるも少女は手の黒いグローブが破け掌の皮が裂けても手を伸ばす…
「あと…少し……」
「馬鹿野郎が!」
しかし、あと一歩のところでブラスタが少女に体当たりしそれを阻止。同時にワームホールが出現。船は嵐に巻き込まれたような風が吹き荒れる。
「うわああああああ!」
「シモォォォォォォン!」
やがて、シモンがユーノが手を伸ばすもとばされ…
「くそおォォォォォォ!」
「きゃあああああああ!!」
ブラスタと少女とその使い魔もワームホールに巻き込まれていく。
「チェェンジ、ゲッタァァァァ1!!」
その後を謎の黒い巨体が追う…。
そして、皆それぞれの物語の舞台へと向かっていくのであった…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
時を同じく…
海鳴市…
温泉宿、くろがね屋…
「あ…流れ星…綺麗だな。」
「甲児!ぼさっとしてないで手伝いな!」
「わかったよ、女将!」
少年が夜空を見上げ流れ星を見ていたが女将という人物に呼ばれ瓦の建物の中へ戻っていった…。
そう、物語はもう動きだしていた……。
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