prologue2・襲撃
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。」
それを見たクロウは少年から帽子をはぎ取る。すると…
「ひゃっ!?」
「女の子!?」
隠れていた金色のツインテールと赤い瞳が露わになり少年は少女だったことがわかる。思わずすっ飛んだ声をだすシモン。
「はっ…道理で俺の女嫌いセンサーが反応した訳だぜ。」
一方、当てた本人はやはりかと満足げな顔をしている。
「さて…名前を名乗った後、大人しくデバイスを置いて投降してもらう。妙な真似をしたらその瞬間、蜂の巣だ。」
「…」
少女に向かい銃を突きつけ投降を呼びかけるクロウ。しかし、少女は悔しげな表情をするだけであり指示に従う様子は無い。
「あー!待って待って!女の子に乱暴したら駄目だよ!」
そこにシモンが割って入り少女と向き合った。
「あ、ゴメンね。えーと、俺の名前はシモン。君の名前は?」
「…」
まず、自分の名前を笑顔で名乗るシモン。どうやら、優しくいく作戦らしい。
が、少女はじっとシモンを見据えるだけ。すると、シモンの顔が徐々に赤くなっていく…
(こ、この娘、結構かわいい…)
「?」
そんなシモンの心情など露とも知らず首を傾げる少女。その時…
「フェイトォォォォ!!」
「「「!」」」
突如、凄まじい勢いで『赤い何か』が絶叫しながらクロウたちをはじき飛ばし少女を拘束魔法から解放する。
「アルフ!?」
「大丈夫かい、フェイト!アイツらに酷いことされなかったかい!?」
少女を仕切りに心配するそれの姿は赤毛の女性と狼の姿を足して割ったかのような姿。これは通称『使い魔』と呼ばれる存在である。どうやら見るに少女の仲間であるようだ。
「た、大丈夫だから。アルフ。」
「そうか。良かった…。」
少女の無事を確認し安堵の声をだす使い魔。そして、シモンたちが動けないことを確認すると使い魔は少女に何かを急かす。
「フェイト、今のうちに…」
「うん、バルディッシュ!セットアップ!」
それに促され、少女は金色の三角形の物体を取り出す。同時に彼女は金色の光に包まれ死神をモチーフにしたスカート衣装にその姿を変える。
これは『バリアジャケット』と呼ばれ防護服の一種だ。
「行こう、バルディッシュ。母さんの求める物は向こうにある。」
『イェスサー。』
彼女はさらに、金色の刃の黒い鎌『バルディッシュ』を召還。そのまま自らの求める物を求め歩を進めようとする。
が…
「ブラスタ!」
ブォォォォォォン!!
「「!」」
同時にどこからか緑色の光が溢れ2人の行く手を阻む。
「な、なに!?」
思わず手を翳す少
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