prologue1・IS
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耳障りな音を倒れる。
「し、侵入者!?他のメンバーは!?」
「それなら、とっくに片付けたぜ。大人しく人質は返してもらう。」
次の瞬間、少年の声が響き、少女を何かが横切り彼女を連れ去った。
「!」
「さぁ〜て、人質もないし、頼りになるお仲間もいない。どうする?」
「舐めるなァァ!!」
激昂した女性は懐からスイッチを取り出し証明をつける。そして、彼女の目に映ったのは…
「IS!?」
「ちげーよ。まあ、似たり寄ったりだがな。」
真っ白な人型の機体。背部には巨大なグライダーのようなウィングに顔のバイザーと胸部の宝石のようなパーツが輝いていた。その右腕には少女が抱かれている。
「う、美しい…それを…それを私に寄越せ!!」
女性はしばらく機体を眺めると半ば狂乱したように自らの身体に装甲…ISを展開。
強靭なアームを伸ばし捕獲しようとするがあっさり回避されてしまい大きな隙が出来る。
「終わりだ!バンカー!」
直後、白い機体の胸部の宝石のようなパーツが緑色に輝き女性は怯む。そして、白い機体は左腕に装着されている刃と盾兼用の武器『バンカー』で素早く近づき一閃…
数秒後には白い機体の勝利を告げるがごとく女性が元の姿に戻り気絶した。
「さ〜て、嬢ちゃん。舌噛むなよ?」
「え?」
数秒後、白い機体は天井を突き破り凄まじい速さで加速。少女は目をつぶり轟音と風圧に耐える。
「よし、もう良いぞ。」
しばらくして、轟音も風圧を止むと少女は目をゆっくりと開ける。そして、彼女の前に広がっていたのは海に沈む美しい夕日…
「わあ…綺麗…」
「だな。まあ、換金は出来ねえがな。」
気がつくと少女の隣には白い機体の姿は無く、立っていたのは中学生ほどの背丈の少年。恐らく白い機体の操縦者だろう。たれ目で2枚目な外見で思わず少女は顔を薄く赤く染める。
「お?どうした?熱でもあるか?」
「!」
それを見た少年は少女に熱があるのだと思い自らの額と少女の額を併せる。そのため、少女の顔はさっきよりさらに赤くなった。
「熱はほぼ平熱。いったいどうしたってんだ?」
(ち、近い…。)
PPP…
「お、通信?チーフか?」
そんなことなどお構いなしに鳴り響いた端末をとる少年。すると、端末から少年がチーフと呼ぶ女性の声がした。
「こちら、クロウ・ブルースト。無傷で人質の解放に成功した。ミッションコンプリートだぜ。」
『ほう、上出来じゃないか。これで、あの兎に貸しが1つできる。』
「で、チーフ報酬は…」
「…」
何やら少年は話こんでしまったため1人ポツンと取り残され
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