暁 〜小説投稿サイト〜
IS―事務員ですが、何か?―
や、やっと、やっと面倒事から開放されます!
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、僕らのような長年友人をしていたらわかるが芳子さんは犬に例えるなら尻尾がはち切れんばかりに振っている状態だ。

「会長から連絡って珍しいよね」

僕の場合会わないということがほとんどない。よく会長は食に飢えたとき僕の家に転がり込んでくるからしばらく会わないということがない。最近は来てないけど。

「ああ。実は今度の休み、生徒会メンバーが珍しく予定があうから皆で飲みに行かないかって連絡があったんだ」

「へえ、久々に皆いるって何年ぶりかな?」

「さあねぇ、三年ぶりくらいになるんじゃないかい?」

僕らの共通の思い出。それは生徒会活動だ。僕が剣道部や卓球部の暴動に放り込まれたり学園祭中に僕だけ女装させられたり他校の不良退治に行かされたり学校に脅しをかけてたヤクザをつぶしに行ったり………あれ?いい思い出が一つもないような?むしろ僕がひどい目にしかあってない?なんだか泣けてきた…。

「ま、そういうわけだから今度皆で飲みに行くから予定を開けておいてくれよ」

「あいよ」

「わかったよ」

僕はそう言って帰宅していった。
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