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DESIRE
第一章
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「何ていうかね。参ったわね」
「実際に参ってる感じね。けれどね」
「けれど?」
「このまま終わりたくないでしょ」
 そのカクテルの味も楽しめなくなっている私に。また言ってきた。
「そうでしょ。貴女は」
「そんな筈ないじゃない」
 これが私の返答だった。生憎だけれど私は気が強い。
 それでだ。こうマネージャーに答えたのである。
「私はこれまで何があってもね」
「前に向かって問題を解決してきたわね」
「この仕事は逃げても駄目なのよ」
 情熱も失ってはいけないし逃げてもいけない、こうした仕事だ。
「だからね。絶対にね」
「何があってもなのね」
「問題、解決するから」
 私は言い切った。
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