暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン もう一人の主人公の物語
■■SAO編 主人公:マルバ■■
番外編:バトル・ロワイアル
番外編 第三話 ルール説明
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
降参《リザイン》すれば、その参加者はデュエルに勝利した扱いになり、退場になりますので」
 なるほど。シリカとリズベットは互いに顔を見合わせ、嘆息した。一体誰がこんなことを思いついたのだろう。

 三人が話し込んでいる間にヒースクリフは参加者への激励の小演説を終え、さっさと演説台から引き上げてきた。リズベットの横に腰掛け、完全に観戦の態勢に入る。
「ちょっと、団長さん。開始の合図は団長さんがするんでしょ? こんなとこでくつろいでていいの?」
 リズベットが慌てて言うも、ヒースクリフはそれを全く意に介さないようだ。
「私も君たちと一緒に見させていただくことにしようと思ってな。なに、別に演説台からでなくてもシャウトすれば参加者諸君には聞こえるだろう。一人だけ演説台で見るのもつまらない。君、名前はなんというのかね?」
「……リズベット」
「ほう、いい名だ。よろしく頼むぞ、リズベット君」
「一体何をよろしく頼むっていうのよ……」
「まあ細かいことはどうでもいいではないか。……おお、君がユイ君か。実際会うのは初めてだな」
「そうですね、初めまして。よろしくお願いします、団長さん」
「うむ、よろしく頼む。……しかし、こうして話をしてみると人間にしか見えんな。私はAIは専門ではないのだが、ここまで発達したものだったとは。いやはや、驚きだ。世界は広いな」
「ちょっと、団長さん。こんなところで話さないでくださいよ。秘密なんですから、誰かに知られたら大変です」
「おっと、確かに。失礼した」

 ヒースクリフたちが話している間、アスナは参加者たちに対し、各ブロックの予選や決勝戦の開始時間などについて軽く説明した。アインクラッド初のバトル・ロワイアル開催まで、あと数分である。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ