第2章:おてんば姫とチャラ王の冒険
第13話:誘拐はビジネスです。だから馬鹿には出来ません!
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「あの男…思っていた以上にやり手じゃな…」
極悪人に吹き飛ばされた二人を助けに行ったブライ様が、感心する口調で呟き戻ってきた。
「やり手って…褒めてどうするんですか!?……そ、それよりもお二人はご無事ですか?」
私は極悪人を褒めるブライ様を怒鳴り、二人の無事を確認する。
「あっちじゃ…堀からは引き上げておいたが、これ以上はどうにも出来ん」
ブライ様が指差す方を見ると、びしょ濡れになったお二人が堀から引き上げられ倒れている。
私が治療するため近付こうとしたら…
「止せ…ワシ等に出来る事は何もない。今はリュカの動向を黙って見ておれ!」
と、ブライ様に止められる。
“出来る事は何もない”…つまり息を引き取ってしまったと言う事だろう…
私はあの人を…いや、あの男を許す事は出来ない!
いくら王家の名を騙ったとは言え、命を救うどころか犯人を殺す為に犠牲にしようとする…
あの極悪人は許せない!
クリフトSIDE END
(フレノール)
ブライSIDE
あの男やりおるわい!
まさかバギを改造して、風の塊をぶつけ吹き飛ばすとは…
強烈な衝撃波の為、二人は気を失っておるが命に別状はないじゃろう。
クリフトの奴は怒り心頭な様じゃが、これが奴の作戦じゃろうから、下手な事は言わないでおこう。
ブライSIDE END
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