第二十七話〜ロストカラーズ・黒の騎士団〜
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が使えることを確認すると、2人はその無頼に乗り込み戦線の一部を突破し難を逃れた。
その時、ライの操縦を見ていたカレンはライのことが気になっていた。
それから数日後、ライは街中を歩いているときにC.C.と出会う。
ライは彼女を見ると何かに突き動かされるように後を追う。その理由はライにも分からなかった。だが彼女は自分を知っているような気がしたのだ。
追いついたライはC.C.と話し合う。そこでライは知る。自分の力“ギアス”について。どこか興味深そうにC.C.はライを眺めていたが、
C.C.「今日はここまでだ。」
と一言いってさっさと帰ってしまった。
その数日後、ライはカレンに呼び出され新宿ゲットーを訪れる。そこでライは黒の騎士団である紅月カレン、そしてゼロと出会う。ライの高い能力が評価され黒の騎士団に勧誘されたのだ。
その誘いに対してのライの答えは“YES”。黒の騎士団としての活動も自分の記憶を取り戻す切っ掛けになると考えたのだ。
そこではやてはあることを思い出す。ライははやて達に「自分が日本人とブリタニア人のハーフであるために黒の騎士団に入った。」と説明していた。しかしこれを見る限りまだハーフであることが判明していないのに入団している。
はやて(………嘘やったんか?)
その言葉がはやての脳裏によぎる。それは自分たちを信用できなかったからの嘘なのか、それともライが自分たちに信用してもらうための嘘なのか、どちらに対しての言葉なのかはやて自身も分かっていなかった。
ライはその日アッシュフォード学園の生徒会室にいた。そこには他にルルーシュとスザクもいた。その2人は黒の騎士団についての話を行っていた。
ルルーシュは必要悪としての肯定を示し、スザクは原則として規則を破ることになる彼らのやり方を否定した。2人の意見は平行線を辿りスザクはライに意見を求める。
スザク「ライ、君はどう思う?」
ライ「………今のイレブン、日本人が求めるのは黒の騎士団のような組織であると僕は思う。」
スザク「それは何故?」
ライ「スザクが言ったように規則を守り正しく変えていくのには時間が掛かる。その間に命を落とすかも日本人に『今変えているから待ってくれ』とは言えないだろう。」
スザク「それは……」
ライ「だけどスザクの考え方も否定しない。」
スザク「え?」
ライ「スザクのように変えようとする人間がいなかった場合、日本人が国を取り戻した時に立場が逆転したブリタニア人と日本人の間で同じことが起こる。だけど変える苦しみと現実を知った人間がいるのなら、その人が同じ過ちを繰り返させないために何かをしようとする。それを繰り返すことでその考えが広がる切っ掛けになるかもしれない。世界を変えるってそういう
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