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失われし記憶、追憶の日々【精霊使いの剣舞編】
第一話「彼の者は姿を見せず」
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は承知の上だ。この結果は目に見えていた」


 そう言って肩を竦める。やはり予想していたか。


「さすがだな。じゃあ、俺がこれから言おうとしている話は大方察しているな」


「旅に出るのだろう? ここへ来たのも私への義理だろう。君は意外と義理堅い男だな」


「ふん、余計なお世話だ。……世話になった。この恩は必ず返す」


「期待しないで待っていよう」


 もうこれ以上、語るべき話はないだろう。積もる話は旅を終えた後にすればいい。


 俺は黙って背を向け、静かに退室した。


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