転生〜原作開始までの道のり その4
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い度胸だな。 今日は潰さないでおいてやろうかと思っていたが、やめだ。 全力で潰してやろう。
ゴウ! っと私のまとう雰囲気が変わる。 それと同時に下っ端連中が泡を吹いて倒れだした。
それを見てウッソの顔色が変わる。
「このアマ、何をしやがった!!!」
コイツ、覇気も知らないと見える。 そんなんでよくグランドラインに来ようなんて思ったもんだ。
そして、よく、この私の、前に、立ち塞がろうなどと、
オモエタモノダナァアアアアア!!!!!!!!
バッ!!! っと、一気に羽を展開して飛翔。
「悪魔の実の能力者か!!!」とかウッソが叫んでいるが知らん。
そのまま一気に上空からウッソめがけて急降下。
「鉄腕……【拳骨地獄】!!!!!」
急降下の勢いをそのままに、じいちゃん直伝の拳骨をウッソの頭部に叩き込む。
ドゴン!!!
あたりに響く轟音。 なぜか舞い上がる砂埃のような映像効果。
地獄というには一発だけでは? とよく言われるこの技。 実際には数百発の拳骨を叩き込んでいる。 あまりに早すぎて音が一発に聞こえてしまうのである。
メギィ!!!
と、人体ではありえないような音がウッソの体から響き、頭部が消失する。
いや、あまりの衝撃で人体が耐え切れず、そのまま完全に頭部がその巨体に陥没してしまったようだ。 当然生きてなどいない。
あまりの早業。 あまりの出来事に呆然と立ち尽くす海賊共。
そんなことはお構いなしに羽を広げる。 羽から陽光を浴びキラキラと輝く粒子が放たれた。
呆然としていた海賊共には、幻想的な映像であっただろう。
「毒鱗粉……【永久の眠りへの誘い】」
何とも可愛らしいネーミングのこの技。
しかし、可愛らしいのはネーミングだけである。
海賊船を包む毒鱗粉がもたらした効果は絶大。 海賊共はもがき苦しみ、喉を掻き毟る者達、 心臓を抑え、うずくまる者達、目や耳から鮮血を迸らせる者達など、全員が非道い有様である。 誰ひとりとして逃げ出すことを許されない。
麻痺毒も織り交ぜられているので、下半身が言う事を聞かず、その場でもがくしかない。 既に何人かは息を引き取ったようだ。
そんな海賊達の合間を悠々と歩く。
「アガ……、おた……すk「口を閉じろ。 薄汚い海賊共が。 私を性欲処理の道具にしよう等とよく言えたものだな」ぇえええ」
助けを求めて来る海賊共。 悲痛な叫び声を上げているがそれすら煩わしい。
「黙れと言っている」
硬く結んだ拳を、助けを求めてきた海賊に振り下ろす。
ベゴッ!! という音と共にその海賊の頭部は甲板に沈んだ。 残った手足がビク
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